学校1の美少女がなんの取り柄もない俺に一目惚れ!? #6 優梨奈視点 通学路
ガチャ
家のドアを開けて、学校へと出発する。
私の家は学校の少し遠くにある。
いつまでもあの男子生徒に惑わされてはいけない。
今日からは惑わされない。
いつか…私から言わなければいけないもの…
私の、ありのままの“想い”を…
そんなことを考えていた時だ。
交差点を横切ろうとした時、角から誰かが歩いてきた。
それは、昨日の男子生徒だった。
顔が私の顔のすぐ前にあった。
びっくりして少し体が仰反る。
「あなたは…昨日の人よね。」
落ち着いて会話をする。
「あ、はい、えと、乃南さん、でしたっけ。」
「そ、そうよ、よく知ってるわね。」
昨日の倍くらいの大きい音で心臓が脈打つ。
「乃南さんは僕の名前知らないですよね。僕目立たないんで。」
「し、知らない。」
「美人って話題になってましたから。実際美人だったので印象には残ってます。」
「…ッ……そ、そう。」
そ、そんな不意打ちは…話がちがう!
こんなもの誰でも顔を赤くするに決まってる。
「僕の名前は山崎 光一郎です。覚えたかったら覚えてくれてもいいです。」
「まあ、あなたの名前なんか覚えても仕方ないんだけどね。」
大嘘、覚えない訳がない。
「じゃあ、またいつか。」
楽しかった時間も終わりを迎えた。
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