勉強がはかどる方法

2 2022/01/18 06:05

皆さんこんにちは。紅月です!

今回は、勉強がはかどる方法を伝授していきたいと思います。

やる気が出ない、集中力がすぐ切れる……と困っているあなたに、勉強がはかどる方法をお教えします。時間を区切る勉強法や、疲れのとれる休憩法など、簡単に実践できてモチベーションを保てるコツが満載です。自分で気持ちをコントロールできない、目標を立てたのに頑張れない、ついスマホをいじってしまう、集中できない原因がわからない……など、勉強で困っている人のヒントになるはず。

そこで!今回は、勉強がはかどる方法をご紹介します!

やる気を出す方法


なぜかやる気がわかない勉強開始時など、勉強がはかどる方法はないものかと考えてしまいますよね。心理学者のL・ズーニン氏も、行動を始める→行動を続ける→行動を終えるという一連の流れのうち、最も気が重たくなるのは「行動を始める」ときだと述べています。

しかし、気が重いからといって行動を起こさないわけにはいきません。東京大学大学院薬学研究科教授で、ベストセラー『脳には妙なクセがある』(扶桑社、2012年)など脳科学に関する一般向けの書籍も多数執筆している池谷裕二氏によると、「行動すること」でやる気は湧くのだそう。

やる気が出たからやるというより、やり始めるとやる気が出るというケースが多くあります。年末の大掃除などは良い例で、乗り気がしないまま始めたかもしれませんが、いざ作業を開始すると、次第に気分が乗ってきて、部屋をすっかりきれいにしてしまったという経験は、誰にでもあるはずです。やる気は、行動の原因ではなく、しばしば行動の結果です。

(引用元:池谷裕二(2018),『脳には妙なクセがある』, 新潮社. 太字による強調は編集部が施した)

やる気のもとは、脳内で分泌される神経伝達物質・ドーパミン。ドーパミンは、実際に行動を起こしているときにのみ、側坐核(そくざかく)という脳の部位から分泌されるそう。「やる気が出ない」などと言わず、勉強という行動を起こしさえすれば、ドーパミンが分泌され、やる気が湧いてくるのです。ズーニン氏も、物事を始めて4分が経過すれば、心理的負担が弱まり、モチベーションがアップしていくと述べています。

そのために、「勉強を始めやすい環境を整える」・「勉強する場所を決める」・「アクショントリガーを決める」ということが大切です。

集中力を保つ方法


「ポモドーロ・テクニック」・「ツァイガルニク効果」・「フロー体験」というものがあります。

その中から、個人的にできそうなものを解説します。(もしそれ以外のものも気になる人はググってくだs(((殴)

集中力を維持するには、勉強時間を短く区切り、休憩をはさむのが効果的です。池谷氏が2017年に行なった「勉強時間による学習の定着・集中力に関する実証実験」を見てみましょう。

実験では、中学生を以下のグループに分け、勉強させました。

15分間ずつ勉強し、合間に休憩する(計45分)

休憩なしで、60分間勉強しつづける

「休憩なし60分間学習グループ」は、40分ほど経過した時点で集中力が急激に下降したそう。一方、「休憩入り45分間学習グループ」は、脳の「ガンマ波パワー」が休憩で回復したことにより、集中力が持続したとのこと。つまり、休まず勉強しつづけるよりも、休息を小まめにとったほうが、集中して勉強できるのです。

イタリア出身のコンサルタント、F・シリロ氏によって考案された「ポモドーロ・テクニック」では、「25分間の勉強+5分間の休憩」を1セットとし、4セットごとに30分間の休憩をとります。やり方は次の通り。

1.仕事や勉強で達成するべき課題を決める。

2.タイマーを25分に設定し、作業を始める。その25分間は、ほかのことは一切せず、目の前の課題に集中する。

3.25分後にタイマーが鳴ったら、作業が途中でもストップし、タイマーを5分に設定して休憩をとる。休憩中は、ストレッチしたり目を閉じたりしてリラックスする。

※25分集中+5分休憩の1セットを「1ポモドーロ」と呼ぶ。4ポモドーロをこなしたら、15分~30分の長い休憩をとる。このサイクルを一日数回繰り返す。

音楽を利用する


「勉強を始める前に好きな音楽を聴く」・「勉強中に自然音やアンビエントを流す」・「休憩中にヘヴィメタルを聴く」という方法があります。

この中でも私がいいと思った方法を解説していきますね(^^♪

音楽を聴きながら勉強している人は多いと思いますが、好きな音楽を聴きながらでは作業効率が落ちると池谷氏が語っているように、ついつい聴き入ってしまうような音楽は逆効果になりかねません。勉強中には、どんな音をBGMに選べばよいのでしょうか。

池谷氏によれば、50デジベル程度の雑音は学習効果を高めるため、自然音をBGMとして流すのがいいのだそう。たとえば、以下のような音です。

雨音

波音

川のせせらぎ

葉ずれの音

鳥や虫の声

また、マーケティングなどを教えるイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校准教授のR・メータ氏によると、しんと静まり返った状態よりも、70デジベル前後の環境音(普通サイズの車1台が通過する音に相当)が聞こえてくる状況のほうが、創造的パフォーマンスが高まりやすいのだそう。メータ氏は、適度な騒音があるカフェのような環境を勧めています。

自然音以外なら、アンビエントミュージック(環境音楽)を試してみても。空気のように漂う、シンプルで静かなメロディーが繰り返されるタイプの音楽で、集中効果とリラックス効果を兼ね備えています。現代アートを扱う美術館やスタイリッシュなカフェなどで耳にすることがも多いかもしれません。

「世界一リラックスできる曲」として有名なアンビエントの曲に、「Weightless(無重力)」があります。60BPMから始まり約5分かけて徐々に50BPM程度まで落ちるリズム、繰り返しのないメロディなどの特徴を持つ「Weightless」は、音楽療法協会の創立者、L・クーパー氏と英国のアンビエントバンド「マルコーニ・ユニオン」とのコラボレーションで生み出されました。

「Weightless」のリラックス効果は、2011年の研究で裏づけられています。実験では、時間制限付きのパズルでストレスレベルが上がった状態の女性40人に、「Weightless」のほか、エンヤやモーツァルトなど、一般的にリラックスできるとされている曲を聴かせ、心拍・血圧・呼吸などを測定しました。「Weightless」の場合、緊張度が65%低下、心拍数が35%低下するなど、最もリラックス効果が高かったそうです。

「勉強に集中できない!」とイライラしてきたら、自然音やアンビエント音楽を流してみてはいかがでしょう?

※Marconi Union - Weightless (Official Video)

まとめ


やる気がなくても勉強をスタートできる環境を整え、集中する時間を細かく区切り、休憩時間には適度に身体を動かすことで、勉強がはかどるようになりますよ。ご紹介した運動・間食・音楽のコツなども取り入れながら、皆さんも自分にぴったりの勉強がはかどる方法を探してみてはいかがでしょう?

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学び2022/01/18 06:05:53 [通報] [非表示] フォローする
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うひゃー…\(( °ω° ))/

ちゃんと最初に何故か理由を解説しててすっごい勉強になります。今度実践してみようかな…∩^ω^∩


3: #紅月。 @soraakaku 2022/01/19 05:57:33 通報 非表示

>>1
是非!!


勉強になりました!

今日試そっと


4: #紅月。 @soraakaku 2022/01/19 05:57:44 通報 非表示

>>2
勉強頑張って下さい!


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