あなたを思う2
前回までのお話
私、葉鹿 琴乃。人が嫌い。 ある日奇跡が起きた。
………
それは、準備をする時間に起きた。
私は、そもそも人が出す音が嫌い
だからヘットホンをつけている。
「こ……に…」
誰だっけ……
そういえば、この子昨日転校して来た子だ。
まあ話ぐらい聞いてあげるか…
私は、ヘットホンを外した。
「こんにちは!今日は朝日が綺麗ですね」
え……あ……(しゃべってない)
「私、心 希良梨(こころ きらり)です!」
あ……はい……(しゃべってない)
「後15分あるなーー」
「じゃあ保健室行こうか!」
え………(しゃべってない)
私は、希良梨さんに連れて行かれた。
今から奇跡が起きるなんて知っている人はいない。
〈続〉
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