[1話]僕は泣き方を知らない。(黒歴史注意w)
1…僕は幸せなのか
僕は幸せなのだろうか?ふっとそう思った。
ここだけ聞くと、やばい奴にしか見えないが、僕は大マジだ。「ー…ただいま」僕は小声で言うと、しん…と玄関は静まり返った。僕は小さなため息をついた
一人で喋っているのが少し馬鹿みたいに思えた。僕は玄関を抜けてリビングへ歩き、ふと机へ視線を落とした。するとそこには母さんからの置き手紙があり、僕はそれを手に取った。
……内容は、読まなくてもなんとなく分かる。その紙には、こう、書いてあった。
「今日は遅くなります。」…僕は少し呆れた息を漏らす。「……だろうな」いつものことだ。なぜ、手紙を書くのだろう。僕には父親がいないらしい。それを気にしているのだろうか?…いまさらなんだって感じだけどな。父親は僕が3のころに他界したらしいが、その記憶は朧だ。
母さんは仕事が忙しく、10~12時ころに帰ってくる。それに、週に一回二回ほどしか会話はしない。
…それで僕は思った。何もなく、変わり映えのない日々は幸せなのだろうか?
……とても微妙だった。
いいねを贈ろう
いいね
9
コメントしよう!
トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する