【小説】BTSと私 第3話

5 2022/04/24 19:56

BTSを題材に小説を書かせていただこうと思います

ときどき他のBTSメンバーやTWICEメンバー、BLACKPINKメンバーも出演します

ぜひ読んでみてね

〈登場人物〉

私・ユンギ・ジン・ナムジュン・ホソク・ジョングク・テヒョン・サナ・ミナ・ナヨン・ジヒョ・チェヨン・ダヒョン・ジョンヨン・モモ・ツウィ・リサ・ロゼ・ジス・ジェニ

〈本編〉

「ヒョン!!」

エレベーターの誰かが叫んだ。だだっと駆け寄ってくる。ユンギが陰になって誰なのか見えない。

ていうか、さっきヒョンって言ったけど、お兄ちゃんって意味だよね?ユンギって弟いたっけ?確か兄がいるとは言ってたけど・・・

「이런 곳에서 뭐하고 있니?(こんなとこで何してんの?)」

ユンギがびっくりしたように韓国語で言った。私はなんて言ってんのかわからないので、???状態でぼんやり立っていた。

「형이 오늘 돌아온다고 연락했기 때문에 서둘러 왔습니다.(ヒョンが今日帰ってくるって連絡あったから急いで来たんだよ)」

誰かが興奮気味に早口で喋っている。なんか聞いたことがある声だ。柔らかくって、ちょっと唇を尖らせたような、あざとい感じが・・・

「・・・よし」

確かめたい。気になる。私は緊張しながら、ユンギの背中から思いきって顔をヒョイッと出した。

ジミンだった。後ろには面白そうな顔のジョングクとホソクもいる。

「きゃあ」

叫んでしまった。

バカっ!と思いながら慌てて口に手を当てたが、もう遅い。ジミンが驚いたように私を見て、ジョングクも私を見た。ホソクも「おっ」という顔でユンギを見た。

ジミンとジョングクの真っ直ぐな眼差し。私は思わず顔を伏せてユンギの後ろに隠れた。恥ずかしい。あまりにも強烈すぎる。

「이 아이는 누구입니까?(この子は誰?)」

ホソクが言った。ユンギは私を見て、ため息をつくと答えた。

「전에 일본인과 사귀고 있다고 말했겠지. 그 아이야.(前に日本人と付き合ってるって話しただろ。その子だよ)」

「おおおおおおおお!!!!」

ジミンとジョングクとホソクは何やら大興奮で拍手した。ああユンギ、なんて言ったんだ。あー知りたい。韓国語勉強しよう。

「あンンン、こ、こんにちわぁ」

ジミンが日本語で言って、私にニコっと笑いかけた。私は呆然とした。

「あごめんねぇ」

ジミンはまたにコオっと笑った。私は固まったままだ。

か、可愛すぎるのだが。

「このひと、いい人?」

ジョングクが、上手な日本語で言って、目元に笑い皺を刻みながらユンギの肩を叩いた。ユンギは無表情だ(マスクとサングラスは外している)。私は首を横に振った。ユンギが「え゛」という顔をしたので、慌てて首を縦に振った。ジョングクとホソクとジミンは大爆笑だ。

「형, 혹시 이 아이를 괴롭히는 거야?(ヒョン、もしかしてこの子をいじめてるんですか?)」

「불쌍하네요. 우리가 보호합시다.(可哀想ですね。僕らが保護しましょう)」

なかなかに騒がしい。

ユンギはブスッとしていたが、やがて私の方をみると言った。

「荷物持ってて重いからもう部屋に上がろう。――동생, 떠나라.(ほらどきなさい)」

三人はゲラゲラ笑っている。私とユンギがエレベーターに乗り込むと、

「매우 어울리는 커플입니다(とてもお似合いのカップルですね)」※ジミン

「네, 정말로미남 미녀 커플입니다.(ええ、ほんとに美男美女カップルです)」※ホソク

「형을 동경하다(ヒョンに憧れます)」※ジョングク

「시끄럽다!(うるさい!)」※ユンギ

私はたまりかねてエレベーターのボタンを押した。でもそれがどうやら「開」だったらしく、いつまで経っても閉まらない。外の三人は面白がっている。ユンギがドアが閉まらないことに気づき、ボタンを押した。

しゅー。閉まっていく。ジミンがニコニコ手を振りながら見えなくなる、ジョングクが見えなくなる。

最後、一番テンションの高いホソクがなにか韓国語で喚いた。

ドアが閉まった。

「ふぃー・・・」

ユンギが珍しいため息をついた。私は笑った。

「楽しそうだね」

心からそう言うと、ユンギはじっと私を見て、低い声で

「浮気するなよぉ・・・」

私は爆笑した。

「いやあ、どきっとしちゃった。テヒョンの真似でしょ。そっくりだね。やっぱ兄弟だな」

「メンバーだよ」

クールなユンギ。

「あ着いた」

しゅう・・・。エレベーターは53階で止まった。上から3番目だ。すっとドアが開く。風がふきつけた。

「さむっ!」

私はコートの襟をおさえた。寒すぎる。クールなユンギは私をちらっと見ただけで、ひょいひょい先に行ってしまう。廊下からはソウルの町並みがきれいに見渡せた。空は青い。角を曲がる。そこには2部屋並んでいて、ユンギは手前の部屋の鍵をガチャガチャしていた。

「ここ?」

「そうだよ」

ガチャ。

「わ、え嘘でしょ。広ーい!」

マンションとは思えない・・・なんだこの広さは。

「え、これ二人暮らしには広すぎない?」

私は興奮してユンギに聞いた。すると・・・

「え、二人?一人だけど」

・・・は?

「・・・え、ユンギは?」

「俺隣の部屋」

「え、同棲じゃないの。私達付き合ってるでしょ一応」

「いや、そういうのはまだやっぱ早いよ」

「え」

「一人のほうが君も落ち着くだろ。大丈夫。困ったときは俺隣りにいるから」

「え」

ええええええええ!!!

【小説】BTSと私 第4話

https://tohyotalk.com/question/329815

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タグ: 小説 BTSミン・ユンギ

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芸能2022/04/24 19:56:42 [通報] [非表示] フォローする
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書いてたら楽しくなって、つい長くなってしまいました

コメントよろしくね


同棲しないっていうのがゆんぎらしい


>>2
恥ずかしいからかも


>>3
ツンデレ~!


>>4
そこがいいんだよね


>>5
照れてるところとかめちゃ可愛い!


>>6
だね

実際はもっと可愛いんだろうな


>>7
会ってみたいな~


>>9
街でいきなり会ったりして、、みたいな妄想授業中によくするww


11: 11コメさん 2022/05/01 11:50:50 通報 非表示

>>10

あっしもよくする(


>>11
仲間だあ


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