【君がいたから】☆最終回☆ 第10話「めいの本当の姿」
私はずっとめいの事を考えながら歩いていた。
そしたらあっという間に家に着いていた。
あすか「かなと。ただいま。」
私はなんだかテンションが低かった。
かなと「うん!おかえり~!」
あすか「あの…私、疲れちゃったみたいだから、もう寝るね。」
かなと「いいよ!じゃあ僕も寝る。それじゃあ2階にある僕の寝室で寝てきていいよ。僕はここのソファで寝るから。」
あすか「え?そんなのだいじょう……うん。ありがとう。」
はぁ~。本当に疲れた。もう早く寝よう。
あすか「おやすみ。」
かなと「うん!おやすみなさい!」
私はすごく疲れていたのか、ベットに入ってすぐに眠りについてしまった。
ー翌日ー
うぅ…。眩しい…。
私は太陽の光と共に目が覚めた。
枕元に置いたスマホで時間を確認した。
あすか「えっ…と。今は…え!?もう9:23だ!」
昨日とても疲れていたせいか、私は朝遅くまで寝てしまった。
さすがにもうかなとも起きているだろう。
私は1階へ下りた。
あすか「かなと!おはよう!ごめんね。寝坊しちゃった!」
かなと「全然いいよ。もう朝食も作ってあるし!」
あすか「本当だ!美味しそう!」
今日の朝食は、かなとの手作りの、「オムレツ・サラダ・スープ」だった。
あすか「食べても良い?」
かなと「もちろん!」
あすか「やったぁ!いただきます!」
かなと「じゃあ僕も。いただきま~す!」
う~ん!すごく美味しい!
かなと「どうかな?」
あすか「うん!最高!」
かなと「それは良かった!」
かなとって、料理が得意なのかな?
私達は最高の朝食を終え、それから3時間くらい、一緒にお話ししたり、テレビを観たり、ゲームをしたりした。すごく楽しかった。
でも私は、そろそろお腹が減ってきてしまった。
あすか「私…お腹が減っちゃった。すぐそこのスーパーに、私とかなとの分の昼食を買ってくる!かなとは何が食べたい?」
かなと「う~ん。それじゃあ僕は…お寿司が食べたい!」
あすか「お寿司ね!オッケー!それじゃあ私は、サンドイッチを買ってくる!行ってきます!」
かなと「うん!ありがと~!いってらっしゃ~い!」
ースーパーの中ー
あすか「それじゃあお寿司は…これにしよう!サンドイッチは…これが美味しそう!よし!決まったぁ!」
何を買うかが決まったので、私はお金が足りるか確認しようと、財布の中を覗いた。
あすか「足りるかな?うん?あれ?お金が足りない!何で!?」
昨日、財布の中には確かに4200円入っていた。なのに、今は260円しかなかった。
何でだろう…。昨日コンビニから帰る途中で、お金を落としたのかな?
結局、私は昼食は買わずに、一回家へ帰った。
あすか「ただい……ま?」
部屋の奥から、怒鳴り声が聞こえる。
この声はかなとと…ん?めいの声に似てるような…。
私は声がする方の部屋のドアのドアノブに手を置いた。
そして、ゆっくりとドアを開けた。すると…。
これはかなとと…誰だ?この男。
うん?何となく顔立ちがめいに似ているような…。
!!床にはウィッグと服が落ちていた。
あ!この服、めいが着ていた気がする!これ…めい!?
???「聞いて!かなとは、夜中にこっそりあすかの財布からお金を盗んだんだ!だから今お金がなかっただろう?」
あすか「え?そうなの!?ていうかあなた…誰?」
???「僕は…はると。本当はめいじゃないんだ。僕は見た目は男だけど、心は女だから、それで常に女装を持ち歩いてて…。変な話かもしれないけど…。本当なんだ。」
あすか「へ、へぇ。」
私は強い衝撃を受けた。そして、体中に電気が走るような感覚がした。
はると「あ、あのね!あすかが心配だから、GPSであとをつけてきてたんだ。本当は偶然なんかじゃない。それで夜寝てる時にあすかに何かしないか見てたら、お金を盗んでたから、あすかが買い物に行ってるすきに、かなとに言おうと思ったんだ。」
あすか「ねぇ。かなと…?何してんの。」
かなと「み、認める!だから今回は許してくれ!ごめんね、あすか!それじゃあ!」
こうしてかなとはどこかへ去っていった。
それにしても、はると…。かなとに比べてすごくイケメンだなぁ。好き…かも。
今……言っちゃう?
あすか「あ…あの!はると!迷惑かもしれないけど、私…はるとが好き!」
あ…やばい。勢いで言っちゃった。でも…今伝えなきゃだしね。
かなと「あの…実は僕も…。遊園地に行った時、あすかに一目ぼれしたんだ。それで、女装になれば、あすかと関われるかなって。それであすかが倒れたから、僕が助たら…一緒に話せるかなって。」
あすか「え…。そうだったの?私、ずっとはるとの事綺麗だなって思ってた。でも今は違う。イケメン…だね。」
私は胸のドキドキが止まらなかった。
はると「それでさ、あすかが他の男と泊りになんて行くから…嫉妬しちゃって、テンションが低かったんだ。あと、それで本性が出ちゃって…それで”僕„って言っちゃったんだ。本当に嘘ついててごめんね。」
そういうと、はるとは突然私に抱きついた。
そして、耳元でこうつぶやいた。
はると「あすか………本当に大好きだよ。これからもずっと。」
おしまい
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今まで【君がいたから】の小説シリーズを読んでくださったみなさん!
今まで本当にありがとうございました!
これで、この小説は終了とさせていただきます。
ですが、これからも新小説をどんどん投稿していくと思うので、よろしくお願いします。
じゃあ、バイバ~イ!
またもや急展開、、
でも面白かった!
ここまでつくったゆっちーお疲れさま!
次回作に期待w