🐤🦁のけんか (iris BL 小説 nmmn)

注意事項

BL表現があります。

本人とは関係ありません。

初心者が書いたので誤字脱字、分かりにくい表現、おかしな言葉があるかもしれません。

りうらさん目線です。

悠佑さんが受け、りうらさんが攻めです。

二人は付き合っている設定です。

それでも大丈夫という方だけお読みください。

けんか

〈りうらの家〉

　じゃらっ　バキッ！！

「あっごめん！踏んづけちゃった。」

　俺の足元には、赤い飾りが割れたネックレスがあった。きっと、ついさっきあにきが落としたのだろう。

　確かこのネックレスは俺とあにきがお揃いで２か月前に買ったものだ。

「ネックレスが…」

　そう言ったあにきの顔は青ざめていた。

「ほんっとごめん！今度代わりの赤いやつ買うから！」

その言葉があにきの怒りの着火剤になってしまった。

「は？別のってなんやねん。おんなじのじゃなきゃ意味ないやろ。」

「だってしょうがないじゃん。あのハンドメイドのお店つぶれちゃったんだから。」

　俺はそう言った。

「そんなんわかってる。でもそしたら代わりになるものなんてないやん。そもそもひとのもの壊してんのにちゃんと謝らないのなんなん？」

　その言葉に俺はカチンときた。

「さっき謝ったじゃん。聞こえてなかったの？」

「聞こえとるで！？俺は『ちゃんと』謝れって言ってんやで！？そんなんもわかんないん！？馬鹿なん！？」

「はあ！？俺馬鹿じゃねえし！」

「あっそ！もうお前のことなんか知らん！」

　そしてあにきは俺の家から出て行った。

謝らなきゃ。

イライラする。俺は謝ったのに。そもそもあんな安物のネックレスが壊れたくらいであんなに怒んなくてもいいじゃん。

…でも、俺が壊したことは事実だ。こうなったのは俺があにきの気持ちをちゃんと考えようとしなかったせいだ。

もしかしたら、あにきは俺が思ってたよりずっとあのネックレスを大事にしてくれてたのかもしれない。

あにきに謝らなきゃ。

仲直り

〈悠佑の家〉

ピーンポーン

　インターホンの軽快な音がなる。

　なかなかあにきはでてこない。今はいないのだろうか。それとも寝ているのだろうか。そう思いながら前にあにきがくれた合鍵で鍵を開け、家の中に入った。

〈寝室〉

…何かが聞こえる。これは…誰かの泣き声？もしかして…あにき？

ガチャリ

扉を開けると、そこは引きちぎられたカーテンや割れた花瓶などでとても散らかっていた。そして、部屋の隅にあにきがうずくまっていた。

「りうら？何でここに…？」

　あにきは震えた声でそうつぶやいた。

「あにき。俺はあにきに謝りに来たんだ。あにきのネックレスを壊したり、あにきが嫌な気持ちになるようなことを言ってごめんなさい。」

「りうら…俺もわがままなこと言ってごめんなさい。その…俺のこと、許してくれる？」

「もちろん。あにきは俺のこと許してる？」

「うん。じゃあ…仲直りのキスして。」

「へ！？」

「だめ？」

「ん…少しだけなら。」

ありがとうございました！

最後までお読みいただきありがとうございます。

また同じようなBLを妄想した小説を投稿しようと思っています。

よろしければまた次回も読んでください！

リクエストもお待ちしてます！