小説 空が晴れ上がる時奇跡が起こる
新シリーズ
私も所属しているバンドグループゆうばれ
の実話を込めた物語
Yubare 《公式》 @yubare
この世界で、
生きる理由はなんですか?
どうせ…
俺には
私には
自分には
夢なんてないのに…
ゆうばれ
~空が晴れ上がる時奇跡が起こる~
†††から先は紫雲目線
✓✓✓から先は黒雪目線
♪♪♪から先はさえ目線
†††
「何この点数は!?何で学年1位じゃないの!?450点ギリギリすぎじゃない!!」
母の怒声が聞こえる。
知ってますか?
学年末テストで450以上を取る難しさ。
学年4位でもすごくないですか?
貴方の基準は全て学年1位の兄なのですか?
馬鹿馬鹿しい。
俺は親を無視して部屋にこもる。
本と、楽器は自分を裏切らない。
友達なんて本と楽器でいい。
どうせみんな傷付けてしまうから。
~次の日~
「きゃっ…すみません…」
道で誰かにぶつかった。
目の前にいるのは一人の少女だった。
ゆるふわな雰囲気の女の子。
「ごめんね」
俺はその子に謝る。
その子は俺の顔をじっと見てから口を開く。
「怒ってますか?」
予想外の問いに動揺が隠せない。
「目が笑ってないです。今の貴方の目は冷たい刃のようです…」
その言葉に俺は固まる。
なんだ…この子。
他人に興味がわいたのは何年ぶりだろう?
「ねえ、、、」
気づいたら俺は口を開いていた。
「連絡先教えてよ」
俺たちは、ネットでのアカウントを教え合う。
さえというアカウント名の子。
この日から、俺とさえの不思議な関係が出来上がった。
つづく
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