🐤🦁のけんか 💛🦁目線バージョン (iris BL 小説 nmmn)

注意事項

BL表現があります。

本人とは関係ありません。

初心者が書いたので誤字脱字、分かりにくい表現、おかしな言葉があるかもしれません。

悠佑さん目線です。

悠佑さんが受け、りうらさんが攻めです。

二人は付き合っている設定です。

それでも大丈夫という方だけお読みください。

けんか

〈りうらの家〉

俺の手のひらに乗っている、赤い飾りが付いたネックレス。

これは、俺とりうらが2か月前にお揃いで買った、交際半年記念の物だ。

もうすぐ付き合い始めて8か月か……

そう思いながら、りうらのメンバーカラーのネックレスを眺める。

その時、少しよろけてしまった。

じゃらっ　バキッ！！

「あっごめん！踏んづけちゃった。」

りうらの足元には、ついさっきまで俺の手のひらに乗っていたネックレスが落ちていた。

「ネックレスが…」

そうつぶやいた。

ネックレスについていたはずの赤い飾りは、粉々になって床に散らばっていた。

「ほんっとごめん！今度代わりの赤いやつ買うから！」

りうらのその言葉にカチンときた。

「は？代わりのってなんやねん。おんなじのじゃなきゃ意味ないやろ。」

「だってしょうがないじゃん。あのハンドメイドのお店つぶれちゃったんだから。」

「そんなんわかってる。でもそしたら代わりになるものなんてないやん。そもそもひとのもの壊してんのにちゃんと謝らないのなんなん？」

「さっき謝ったじゃん。聞こえてなかったの？」

はあ？ごめんとごめんなさいはちゃうやろ！

「聞こえとるで！？俺は『ちゃんと』謝れって言ってんやで！？そんなんもわかんないん！？馬鹿なん！？」

つい怒鳴ってしまった。

「はあ！？俺馬鹿じゃねえし！」

「あっそ！もうお前のことなんか知らん！」

俺はそう言い放ってりうらの家を出て行ってしまった。

そんなの

〈道路〉

「はぁっはぁっ……！」

俺は息を切らしながら、自分の家に向かって走った。

夕日が落ちていく中、自分の家の扉を乱暴に開けた。

〈悠佑の家〉

だんっだんっだんっ

階段を駆け上がり、寝室の扉を開けた。

〈寝室〉

ガチャッ

「はぁっはぁっ……くそっ！なんやねん！俺の気持ちも考えずにっ！」

ガシャーン

手を振り払った先には花瓶があった。

「あんなに大事にしてたのに！初めてりうらとお揃いにしたからうれしかったのに！」

シャッガシャッ

カーテンを引きちぎり、部屋の中で暴れまわる。

「くそっ！くそっ！……っ！」

右手の小指から、血が流れている。

すぐ近くに、血の付いた花瓶のかけらが落ちている。

きっと、あれで切ってしまったのだろう。

「痛い……」

頬に涙が伝う。

俺は、りうらとの思い出を大事にしたかっただけなのに……

なんでこんなことになったんだろうか。

「そんなの、俺が怒鳴ったからやろ……」

つらくなって、部屋の隅でうずくまる。

仲直り

ガチャッ

誰かが部屋に入ってきた。

顔を上げると、そこにはりうらがいた。

「りうら？何でここに…？」

そうつぶやいた。

するとりうらは、こちらに近づきながらこう言った。

「あにき。俺はあにきに謝りに来たんだ。あにきのネックレスを壊したり、あにきが嫌な気持ちになるようなことを言ってごめんなさい。」

……そっか。そうだよな。りうらだって悪気があってしたわけじゃないもんな。

「りうら…俺もわがままなこと言ってごめんなさい。その…俺のこと、許してくれる？」

「もちろん。あにきは俺のこと許してる？」

……あ、良いこと思い付いた。

「うん。じゃあ…仲直りのキスして。」

「へ！？」

あっという間にりうらの顔が真っ赤になった。

「だめ？」

俺はそう尋ねた。

「ん…少しだけなら。」

そして俺たちは、唇を重ねた。

おまたせえええええ！

やっと書き終わったあああああああ！

投稿何回かに分けちゃってごめんね。

最近部活と宿題で忙しいんだよねえ。

次はいむしょーの予定！たのしみにしてて！