小説 ❰消えた家族と一滴の血❱

2022/08/01 02:57

第一章 ❰貴方との出会い❱

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「おいっ!大丈夫か!?」

誰だろう 

意識はあるのに、喋る事が出来ない 目を開ける事も出来ない

「返事をしろ!!」

うるさい... 今、私の周りで何が起こっているのだろうか なぜこの人は、さっきから私の事を起こそうとしているのか

「さっさと目ぇ開けろ!!!」

「うるっさい!!!」

バンッ いつの間にか体が動くようになっていた

「...あっ、やばっ」

私は彼の五月蝿さに思わずビンタをしてしまっていた様だ

「あっあの...すいません...」

「...いいよ、気にすんな」

謝罪の言葉を伝え私は頭を下げた

そのあと少し沈黙が続き私は気まずくなって周りを見渡した

私達がいる場所は薄暗い路地裏ということに気づいた

ふと上を見ると、空は真っ暗だった

「あの、今の時間帯って」

「...今は午前二時」

どうりでこんな暗いわけだ

...私は何でこんなとこに

昨日の事など、思い出して見ようとするが、何一つとして思いだせない

はぁ、これ以上考えたって無駄だ 疲れでもたまっているのだろう

少し寝れば思いだせるはず

と、頭の中で独り言を呟いていると、彼は急に立ち上がった

「ほら、さっさと立て 行くぞ」

「行くって..どこに」

「ん? 知らね」

初対面の人にとても失礼だが、この回答には正直うんざりした

...あの顔、どこかで見た気が

第一章 終

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タグ: 小説❰ 家族 一滴

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おもしろ2022/08/01 02:57:35 [通報] [非表示] フォローする
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良ければ感想をコメントでお願いします(俺が嬉しくなります)


続きみたい、、、(^。^)


>>2
みてくれてありがとうございます( ;∀;)

二章は既に出来上がって今日の夜にだすつもりなのでぜひそちらもお願いします( T∀T)


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