小説 多々良小傘 わきちは妖怪?【東方】

4 2022/08/30 15:21

多々良小傘の小説。第一話

少し悲しいお話になってるよ。

感動系とかよく分からないの。

コメントにハッピーエンドがいいかバッドエンドがいいか書いてね。

どっちも考えてるからさ。

泣き虫な唐傘お化け


「お〜ど〜ろ〜け〜!」

「……。」

また、人間が驚かず無視して行ってしまった。無理はないと自分自身も思い、どこか隠れる所は無いかと探す。

(あった…。)

そこは紫陽花の低木のある隅っこ。バレそうだが、実は案外気づかれなかったりする。

なんせ人通りが少ないから。

失敗を恐れて人通りの少ない場所を選び驚かせている。

ガサ…

紫陽花の低木の後に隠れると、人がいない事を確認し、声を殺して泣いた。

泣き止む気は無かった。気が済むまで泣く、それが最近の日課になって来ている。

「わきちは…わきちは…妖怪の才能が無いのかなぁ…。」

泣きながら言った。

体が透けてる唐傘お化け


多々良小傘の能力は、人間を驚かす程度の能力。だか、最近はこの能力は「嘘」なのではないかと噂されている。

(もういいや…帰ろう。)

今日は早めに切り上げた。

「さーて今日も人里に…」

そう思い、足を運ぼうとしたその瞬間。

「ふぇ…?」

自分の体に異変を感じた。

両手を見てみた。そしたら、

透けていた。

「え?え?え?」

博麗神社に飛び込む唐傘お化け


小傘は慌てて走った。どこへ向かっていたのかわ判らなかった。

命蓮寺?霊廟?永遠亭だろうか?

小傘は気づいたら博麗神社にいた。

「はぁ…はぁ…。」

小傘は我を忘れて走っていたので、息が切れていた。

「あら?唐傘お化け風情が何か用?」

神社には恐らく掃除中だと思われる霊夢が立っていた。

「霊夢…さ…わきちの…手…が…。」

呼吸がしずらく、まともに発言が出来なかった。

「はあ?何言ってんの?落ち着いてから言いなさい。」

小傘は暫く息を荒くし、落ち着こうとした。そして落ち着いて来た。

「その…わきちの手が透けて、るんです…。」

「手が?」

霊夢はそう言って小傘の手を見た。

「あ、この現象知ってるわ。昔先代巫女から聞いたの。」

霊夢は言った。そして小傘は安心して言った。

「良かった…これで一旦…」

「これは、妖怪の本性が無くなった時に出る現象。本性去現象。あんたもうすぐ、

消えるわよ。」

多々良小傘について


種族は唐傘お化け。

使われずに置き忘れた傘が付喪神化した少女。

デザインが不人気だったためか、誰にも見向きされずに雨風にさらされている内に妖怪となった。

そのため、腋巫女からは「この憑き物神風情が!」と言われたりする。

人間を捕食したりすることはなく、ただ人を驚かせることを生きがいとする。

https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/8913.html

いいねを贈ろう
いいね
4
コメントしよう!
画像・吹き出し

タグ: 小説多々良 きち 妖怪 東方

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
アニメとゲーム2022/08/30 15:21:33 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



皆が幸せになるハッピーエンド、置き傘がどこかへゆくバットエンド。

どっちがいいですか?感想を述べるついでに書いてみて...。

多々良小傘

2: 茶魔 @tyamamattya 2022/09/06 10:11:41 通報 非表示

面白い!

私はバットエンドがいいと思う!(サイコパスタ!


画像・吹き出し

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する