小説 part2
小説 part1
https://tohyotalk.com/question/398510
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あの後、すぐに陽莉と別れて家に帰った。一人でいるとどうしても彼のことを考えてしまう。すごく辛いから今日は早く寝る事にした。
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次の日。私は早速彼氏である、岡崎和人(おかざきかずと)に連絡を取ることにした。
【話したい事があるから今から会えない?】
直接会うなんて気が重かったけど、大切な話だから直接話したかった。返信は意外にも早く来た。
【分かった。今からいつもの公園に行く。】
【了解、私も急いで向かいます。】
私は大急ぎで家を出た。公園に着くと和人はもう来ていた。
「ごめん。お待たせ。ここじゃ話しにくいからカフェにでも行かない?」
「うん。」
カフェに着くまで私たちは一言も言葉を発しなかった。案内された席に着く。取り敢えず飲み物を頼む事にした。
「話って何?」
最初に言葉を発したのは和人の方だった。私は覚悟を決めて話し始める。
「あのさ、浮気してるでしょ。」
「…」
「隠さないで本当のことを教えて。私、和人が知らない女子と映画館に行ってるの、見ちゃったんだよね。」
「それは…」
「ねぇ、正直に答えてってば。」
私は思わず声を張り上げてしまった。和人は焦った様子で話し始めた。
「実は、好きな人が出来たんだ。付き合ってないから良いかなって。ごめん。本当にごめん。」
わけが分からない。
「付き合ってなきゃ良いと思ったの?私のことはもう好きじゃないんでしょ?だったらそう言えば良かったじゃん。浮気して、私のこと傷つけて楽しんでたんでしょ。」
「それはちがっ」
「違くないでしょ。もう別れよ。一生私の前に顔を出さないで。」
私は急いでカフェを出た。覚悟を決めてきたはずだったのに私の瞳からは涙が溢れた。
「何やってるんだろ」
急に降り出した雨に打たれながら私は力無く呟いた。
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*あとがき*
続きはまた今度。
短編じゃ無くなったのは気にしないで。
それでは、最後まで読んでくれてありがとう。感想待ってます。