東方幻想小説 東方魔零譚 スターフェスティバル編第二話「絶対生きて帰る」
どうも小説家となったかにやきです!この物語って元々とんでもないほど頭の中で構想があって、それを小説にするって感じなんですけど、実はスターフェスティバル編を合わせて、7個ぐらい編を作ろうと思ってるんですよね。本当に頭おかしい。で、大体のそれぞれのストーリーはできてるんですけどもうその大体が三話目ぐらいで尽きて四話目はその場凌ぎ?みたいな感じになります。ちなみにこの物語を作った第二の目的はとあるとんでもキャラをオリキャラから脱却させるためでもあります。
さぁ第二話スタートです。
吸い込まれた後の終地
目が覚めるとそこは木々が生い茂る小さな森だった。
終地「この感じ、信じたくねーけど。異世界だよな!」
終地が自分の服装を確認すると刀の鞘は腰に付いているもののその先の柄(つか。刀の握るあそこの部分)が見えなかった。
終地「あれ、この刀って柄ないタイプだっけ?……いやんなわけ」
終地はそう言ってもう一度刀をみるが鍔(つば。あの刀身と柄の間の出っ張り)もない。
終地「あの現実逃避させてくれませんか?」
そう刀に向かって言うがもちろん刀が返事することは……
???「分かったからこっちに来い!」
あった。声がした方を見る終地。その瞳は木々の緑とその隙間から見える白銀の刃が映る。
刃が浮きながら近づき姿を見せる。白銀の刃を持ち浮いておりこの刀がしゃべっているのは間違いない。そして終地はずっと見ていて気づいたが刀はとても長く3メートルほどあった。
終地「なんでこんなでけーことに気づかなかったんだ。」
刀「とりあえず簡単に説明する。俺は刀だ。意味はないが緋流巻(ひるまき)とでも呼んでくれ。この世界では魔法とかもありそうだから刀が浮いてたり喋ったりしても違和感がないだろ?だから自分で動いてるんだ!」
終地「…………‥分かった!協力しような!」
緋流巻(なんで理解できるんだ?逆に)
緋流巻「で、ここら一帯を見たがここは孤島らしい。森を抜け次第すぐ帰ろ……」
ドゥーン!ドコンッ!ボゴン!
突如地面に何かが刺さったような音がした。
緋流巻「行くぞ!」
終地「わかってるよ!」
そう言うと緋流巻と終地は走り出した。
木々が少なくなって来たと感じた頃に突如
恋符プロトスパーク!!」
と声がし轟音が響いた。
緋流巻「すぐ近くだ!」
終地「はぁ、わかって、る」
緋流巻と終地が森を抜けた。そして見えた光景に終地はこう思った。
終地(鹿が寄生されたっぽい感じか?それと魔法使いの格好した少女と変な巫女みたいな格好した少女がいるな。)
緋流巻は巫女姿の少女を刺そうとしてる触手を斬った。
巫女姿の少女は終地を最後の希望かのように見てこう言った。
巫女姿の少女「お願い。仲間が近くに3人いる。助けて。」
この言葉に対し終地は反射的にこう答えた。
終地「分かってるよ。ぜってーに助けるから信じろ。」
戦い
終地(助けるとは言ったものの、相手はとんでもないほど強い。気迫でわかる。)
終地「回復の魔法みたいなのは使えるか?緋流巻」
緋流巻「まぁ人じゃないから時間はかかるがいけるぞ。」
終地「なら鹿野郎は俺がやる。とは言っても倒すことは出来ないから…」
緋流巻「回復させた後戻ってこいってことか。」
終地「そのとーり!」
緋流巻「……分かった!絶対死ぬなよ!」
そう緋流巻が言うとすぐにお互い行動に移った。
緋流巻は高速で移動していき、終地は触手をキレのある動きで避けていく。鹿の化け物はキリがないと判断したのか姑息な攻撃をする。その攻撃は溜めもなしに巫女姿の少女と魔法使い姿の少女を同時に襲った。
終地(両方の触手の位置をずらすには、、これだ!)
終地は触手を両手で掴み思い切り投げた。鹿の化け物は無傷だったが触手の軌道をずらすことができた。そんな思い切った行動により終地の体力は大幅に削れていた。
終地(森で暮らしてたからなんとか身体能力はあるけど体力がもたねー。そりゃそうか。全力ダッシュに全力避けだもんな。)
そんなことを考えている間に相手の大量の触手は一気に襲ってきた。終地はその量を避けるためジャンプした。
終地(鹿野郎はこの瞬間に一方向に一気に攻撃するんだろうが、そんなん簡単だよ。)
終地は空中で空気を蹴るように動いた。それにより下から襲ってきた触手は上へいった。終地はその瞬間をのがさず触手を叩きダメージを与える。しかし、後ろの一本の触手が刺そうと迫ってくる。終地は腕を前に出し防御する。しかし腕2本を貫通し腹に浅く刺さる。終地は痛みなど気にせず後ろに下がる。
終地(いてー!腕貫通したぞ!でも感覚ちょっとなくなったおかげで普通より痛くない気がする!痛みさえ我慢すればい…)
考えてる途中で刺された腹のところに刺そうとする触手が目の前に来ていた。
その頃緋流巻は…
緋流巻(探すのに時間かけちまった。回復の準備は探してる時に終わらせたが、、思ったよりボロボロだな。)
白髪の少女の刀は刃こぼれしており血を流しており羽の生えた少女は帽子のようなものがボロボロに破れ、破れた布に血が大量についてた。それを見るだけで戦いの激しさは火を見るより明らかだった。
2分後には終わっており終地のところに向かっていたもうすぐで着くというところで触手に刺されそのまま触手を上に上げていた。その触手は腹を貫通しており他の箇所も刺されていたような穴が見られた。
シュパンッ
それは触手一本を斬った時と変わらない音のようだったが鹿の化け物を見ると粉々になるほど切り刻まれていた。
そのまま緋流巻は鞘に吸い込まれるように入った。
そして孤島は静寂に包まれた。
目的
終地が目を覚ますとそこは家でベットの上だった。終地が辺りを見回すとそこには巫女姿の少女がいた。
巫女姿の少女「あ、起きたのね。一応あなたが3日たって起きて他は全員起きたわよ。話は全部喋る太刀に聞いたわ。」
終地「うーんと、聞きたいことが大量にあるんだが。」
巫女姿の少女「まずひとつだけ言っておきましょう。私は同じ方法でこの世界に来て、目的も同じそれは…絶対に生きて帰る。と言うことよ。」
第二話の感想
第二話は展開が急過ぎましたかね。今回登場した緋流巻という太刀なんですが、実はとある太刀をモチーフにしているんですよね。この太刀の名前がひるまきという読み方なんですがこの名前もその太刀から取っています。後私にはどんどん質問とかDMとかしていいですよ!ほとんど返信すると思います!