-小説-『終わりを告げるカーテンコール』
※ワンダーランズ×ショウタイムパロ
※主の捏造&想像&欲望が含んでおります。
___「ワンダーランズ×ショウタイム!"最後の公演"を見ていただき、誠にありがとうございました!またここで、ショーをやれる日まで__」
本当は、こんな言葉言いたくなかった。言うなんて思わなかったんだ。こんな早くに_______。
えむ「ねーねー、類くんっ!」
いつもの様に明るく類に喋り掛けるえむ。類は笑みを溢しながら「なんだい」と、いつもの様に問いかける。
えむ「あのねあのね!あたしも、びゅーん!って飛んでみたいの!」
その言葉に、司と寧々は驚きを隠せず、すぐに反論をする。
寧々「いや、待ってえむ。軽い気持ちでそんな事言っちゃダメでしょ?」
司「寧々の言う通りだ!危険な目に遭うかも知れないんだぞ?!」
「えぇ〜、でも……」と、しょんぼりな顔をするえむ。「折角えむくんが飛びたいと言っているのに、否定するのかい?」と言う類。
その類の言葉が司と寧々の心に刺さる。「まぁ、それなら……」と、諦める二人。
えむ「やっったー!!ありがとう!司くん、寧々ちゃんっ!」
それからショーの内容を見返して、えむが飛べそうな場面(シーン)を探し、試行錯誤を続けていくうちに台本が完成した。
本格的にショーの練習が始まった。
寧々『__ヤバイ、もう近づいてきているわ!』
えむ『……っ!落ちるまでのタイムリミットは?』
寧々『5分!』
えむ『!!"隕石"が落ちるまで後5分だって!』
司『なんだと?!それはマズイな……。』
寧々『そっちの状況を教えてくれる?』
司『……こっちは、敵と鉢合わせした所だッ!!』
寧々『……それはかなりマズイわ。』
えむ『じゃあどっちかが残って、片方が止めたら__』
類「___えむくん。もう少し声を低くして、声を出して!緊迫感が伝わってこないよ!」
えむ「りょうかーい!」
えむ『じゃあどっちかが残って、片方が止めたら__』
寧々『それじゃダメ!最低でも人は3人は必要なの!』
司『じゃあ今すぐに倒すしか無いだろ!行くぞッ!!』
ー数時間後ー
_パチパチパチッ。
類がした拍手の音が微かに辺りに響く。拍手をし終わった後、静かに口を開ける。
類「………うん、問題は無かったね。このままラストパートまで進めそうだ。」
その言葉を聞き、3人の顔が「ぱあっ」と明るくなる。
秋の夕暮れは早い。気付けば辺りは暗くなってきていた。
司「それじゃあ辺りも暗くなってきた事だし、帰るとするか!」
司の言葉を聞いて帰る準備を始める。そして挨拶をして各自の家へと帰っていった。
ー鳳家ー
えむ「たっだいま〜〜!!!」
1日も変わらないえむの元気さは、家に帰っても同じだ。
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____ある言葉を聞くまでは。
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後編へと続く・・・。