【iris小説】【二次創作】最高の笑顔

9 2022/11/17 11:58
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〈白side〉

僕の名前は初兎。

もうすぐライブがあるから、笑顔の練習中!

白「う〜ん…こうかなぁ…?」

正直言って、なかなかうまくできないんよなぁ…。

むにゅ、と自分のほっぺをつねる。

白「こう…?いや、何かぎこちなさすぎ…?」

あぁ〜!!もう無理!どうすれば…!?

なんて、僕が鏡の前で悪戦苦闘していると。

ガチャ…。

桃「…あれ、しょーちゃん?どうしたの、こんなところで…」

白「!?…や、別に、何もないで…?」

気まずくなり、ふいっと目を反らしてしまう。

桃「…なにかあるなら言って?」

しゅんとした目で見られる。

白「え、どうして…?」

桃「頼られないのは…、寂しいから…//」

かぁ、と顔が赤く染まっていくないちゃん。

…可愛すぎひんか…!?

白「…ふっ、あはは…」

桃「…!?ちょ、なんで笑って…!」

白「僕な、実は…今度ライブがあるやろ?それで、みんな…みにうさーのみんなの前で、ちゃんと笑えるんかなって思って…」

桃「……」

…どう思われたんかな…。

桃「なぁんだ、そんなことかぁ…」

白「…え?」

なんなん、そんなことって…。

僕は、本気で心配してたのに…。

白「ないちゃん、それ、どういうことや?」

桃「…しょーちゃん、怒ってる…?」

白「当たり前やろ。そんなん。僕は本気で…っ!」

視界が滲む。

世界が…、濁っていく…。

…あ、これ、僕の涙か…。

桃「…だって、今、しょーちゃん笑ってるじゃん。そうやればいいんじゃない?」

白「あっ…」

今、気付いた。

無意識だった。

白「…そっか」

すっきりした。

ないちゃんのおかげで気付いた。

そうやって、みんなにも嬉しさを伝えられるように笑えばいいんだ。

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~END~

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タグ: iris小説 二次創作 最高

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