赤い本2
そうやってお願いをしていたある日。「あれ?佳奈じゃんか」「え、誰だっけ?」「中学の時の」・・・「何、そう黙り込んでんだよ」中学校時代の同級生だった。同級生に出会ったら喜ぶべき?そんなことできるわけない。私は地獄の底に沈められた気分だった
中学生の時・・・
「春樹くん、ずっと好きでした!付き合ってください!」私は意を決して学年一のイケメン、春樹くんに告白をした。「え、佳奈さんが僕のことを・・・こんな僕でいいなら」・・・!!!!!!!!!!え?「え、春樹くんが、う?」混乱する。「僕も実は佳奈さんが好きだったんだ」「嘘...」
そこから私たちは付き合っていたが・・・
「ちょっと来い」と不良グループに絡まれた。「なんで春樹はお前みたいなやつと付き合ってるんだよッ!!!!」「ヒィ」学年1可愛いと称される清水さんが・・・「お前ら?私可愛いよね?」急に性格が戻った。「「「可愛いです!!!」」」「じゃあさ、真里亞のお願い聞いてくれる?」「「「もちろんです!!」」」「じゃあさ、年頃の女の子は好き?」「「「好きです!」」」「じゃあさ、犯していいよ」「え?」え、ちょっと待って、「まっt」そこで私は処女を喪失した。
来る日も来る日も「またちょっと来い」と言われ、行動はエスカレートしていった。腕にタバコを押しつける、泥水を飲まされる、ノートを破かれる、手に傷をつける、殴る。そんな日を繰り返していくうちに私は痩せていった「佳奈?大丈夫?」「春樹くん・・・大丈夫だよ」そんな心配そうな目で見ないで。私のためを思うなら。
ある日、学校に行くと友達に貶された。こういう噂が広まっていたからだ「佳奈は真里亞の彼氏、春樹を奪って付き合ってる」「男たらし」「AVに出ている」
友達に違うと言っても信じてもらえなかった。けれど、春樹くんは庇ってくれた。その姿はまさに勇者のようだった。
だけど、春樹くんが庇うほどに真里亞の行動はエスカレートしていった「なんでお前みたいな奴を庇うんだよッ!」