序章
木々が茂った森の中を一人の男が走っていた。
「クソッ なんだよ!今日は休暇なのに!」
男の後ろにはこの世のものとは思えない異形が目を血走らせて男を追っていた。
男は走りながら、しかし正確に手元の端末を操作している....が。
「なんで圏外なんだよ!連絡できねぇ!クソが!」
メッセージを打ち込んだがネットワークの圏外のため”財団“に連絡することができない。その間にも異形達はさらに距離を詰めて来る。
男がしばらく走ると「....クソッ」およそ100m先で森が開けていて........
地面はなく空が広がっていた。
「.......」崖まで150m「.....」100m「...」50m「・・・」
地面の感覚がなくなる。今までの記憶が鮮明に蘇る。親や友人の顔。初めてできた彼女の顔。彼女が“秘密”を打ち明けたときの顔。演説をする上司の決意に満ちた顔。演説の最後を締めくくった言葉........
『人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。』
ネットワークが回復した。
送信ボタンを押す。
目の前に地面が
以下エージェント木下から送られた文章████‐1
██県の███に異常な空間がある。そこはアノマリーの巣窟だ。今も何体かに終われている。そいつらは日本の[妖怪]みたいな見た目をしている。しかもこの空間の範囲はかなり広い。ここが今まで見つかっていないのは不自然だ。発見者は死んだか異空間に飛ばされたんだな。俺がそうならないことを願う。空中を飛んでいる少女を見た気がした。まるで幻想だ。うまく言葉に出来ないがここは美しい。 。が多いことは気にしないでくれ。癖なんだ。余裕がなくなってきたからここでしめる。
エージェント木下
エージェント木下の痛いは██県で発見され、死因は高所からの落下とされています。メディアでは自殺と報道されました。
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すいません5分で書いて眠くて誤字すごいです。下書きだったんですけど出しちゃいました。次からは気をつけます。