《謎小説》山田花子の恋愛日記✩2話✩
1話✩
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前回のあらすじなりっ!!!!
あたしは恋多き小学5年生、山田花子!!
マジカル恋愛マスターを目指して新たな恋を探しているの!!
そんなあたしの目の前に超が13個つくほどのイケメン・田中太郎くんが現れたの!!
太郎くんをゼッタイあたしにメロメロにさせるんだからっ✩
花「田中くんって、趣味とかあるの?」
まずは趣味から話を広めるのよ...!
ママは大事なことっていってたわ...!!!!
太「趣味か...。ぼくちんの趣味は、原宿の街をウロウロしてジャミーズからのスカウトを待つこと...さっ☆」
原宿でスカウトを待つ...はじめてのタイプの趣味ね...!!!
なんだかス・テ・キ♡
花「どうしてそんなことをするの?」
太「それは...」
花「それは...?」
太「ぼくちんはほら、美しいじゃないか?だからこの美しさで日本中を沸かせたいのさ、皆の目の保養になりたいのさ...。」
...きゃいーーーーーん✩
自らの魅力に気づき、いつか自分の美しさで日本全土を潤そうという優しさ...
感動よっっ✩
花「とっても素敵な夢ね!your dreams are wonderful!!」
太「ありがとう...。今までこの夢を話しても誰もそんなことはいってくれなかったのさ...。」
花「太郎くん...」
とっても素敵な夢じゃない...。
もっと自身を持てばいいのに...。
花「あたし、応援するわ!!!!太郎くんの夢!!!」
太「ありがとう...。花子くん...!!!」
うふっ
これで太郎くんはあたしへの好感度が上がる!!!
太「これは僕からのお礼さ...」
え!?
太郎君はつけていたマスクをのけ(コロナ時代さっ)あたしのほっぺにいきなりキスをした。
いきなり許可なくキスなんて...ブスならぶち飛ばしてたけど太郎君なら感激…
すると...
『はぁぁぁぁぁ...』
花「きゃああああああっ」
太郎くんが息を吐いた瞬間...。
あたしは✩キラキラリン✩が口から出てきそうなほどの吐き気がした。
花「おっっ...う...。太郎くん.....」
あたしがその場に倒れ太郎君を見つめると太郎君がしゃがんであたしに手を伸ばした。
太「まただ...。いつもぼくちんがマスクをのけると女の子みんなが真っ青になって倒れてしまうのさ...。どうしたことか...。」
な、なんですって!!?
太「ぼくちんは顔の下半身もイケメンだからね...イケメンすぎてたおれちゃうのかもしれないね。」
い、いやこれは...そういうこと...じゃ...なく...おえっ...
太郎くんは口臭がえげつない...!??
そんなのあたしの理想の相手じゃないわ...!!!
花「ぐえっ、ごほっっごほっっ!」
太「大丈夫かい!?花子くん!呼吸困難かい!?」
花「い...いやそんなことはない...しんぱ..ごほっ...しないで...!」
太「呼吸できないのならぼくちんが人工呼吸を......」
はぁっぁぁぁぁぁ!!!??
そんなことされたらあたしの口の中まで生ゴミのような匂いに汚染されちゃうじゃないの!!
花「結構よ...それよりはやくマスクを...!!!」
太「遠慮しなくてもいいのさ...」
花「ギャアアアアア!!!!ちっ、近寄らないでぇぇぇぇぇ!!!」
どんっ
あたしはつい太郎くんを突き飛ばしてしまった...
花「あ、ごめんなさい...。太郎くん...。」
太「いや...全然だいじょうぶ...。それより花子くん...」
花「な...何?」
太「ぼくちん、きみのことが...す...」
出会って1日も経たないうちに告白!?しかも口臭がきつすぎる!!!
これは......
圧倒的ナシだわっっっっ!!!
花「...ごめんなさいっっっっ!!!」
太「そんなっ...!」
あたしは学校に向かって走り出した。
ひ〜〜〜〜ん、いい人だと思ったのにサイアクだわっ!!
次こそいい人、見つけるんだからァァァァァ!!!!!
2話おしまい✩
3話書くのめっちゃ遅くなりそうですん(