売れない作家の短編小説
“故郷を離れられるのが嬉しい 次に親に会うのは墓場だ”
“ああ、じゃあ、一生一緒にいるのは嫌だってこと?それはかなり身勝手な願いですね。付きまとわれるのが嫌なら、違う子を選べばいいのに。あなたは世間知らずね”
“私は甘くないわ”
“そんなことない “と思うけど 君はパーティーに 行ったことがないバカだ 部屋中が女の子でいっぱいなのに自分は頭がいいと思ってるんだろう?”
“映画で見たことのあるものを 言ってるんだ”
“映画を見るのか?”
“もちろん いつもね、好きなんだ”
“そうか、でも恋愛小説ばかり読んでるような男なら、そんなのバカバカしいってわかるはずだよ”
“わかってる。でも、俺とセックスしてくれる女の子がいいんだ。誰がしたいんだ?俺とセックスしたいのは誰だ?私とセックスしたいのは誰?そして、その女の子はいつまで私に会いたいんだろう?”
“ベッドが欲しいだけの女と 家に帰りたいか?” “ベッドと愛を求める女と 付き合いたいか?”
“私…知らないわ…”
“彼女とセックスして欲しいから “だろ?誰もがそう言えるわけではありません。この子はそう言える数少ない子だと思ってるはずだ、だって私が今まで見てきた他の子とは違うって知ってるんだから。女の子はみんなあなたとセックスしたいと思ってると思ってるはず。そうだろうけど、そのうち何人が墓地でやりたがるかな?”
“彼女とずっと一緒にいるのは嫌だ…”
“一緒にいたい “と思わせるために そう言ってるんじゃないでしょうね?おいおい、嘘をつく必要はないだろう。何人の女の子があなたとセックスしたいと思ってるの?そう言える男が何人いるだろうか?あなたとのセックスに興味がない女の子でも、私が見てきたものを見てきたはずだし、もしかしたらあなたとセックスしたことがあるかもしれない。あなたがセックスしたいっていうのはお互いわかってるんだけど、ただ推測してるだけじゃないんだ
意味不
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>>2
これはそう、彼の独房での独り言だ。
独り言とは言っても彼は統合失調症なのだ。
彼はいつもそんな会話を一人でしているのだ。
捕まる前日まで生きていたあの女性とね、、、