【現実改変】SCP-343とSCP239について

　時々SCP-343(神)とSCP-239(小さな魔女)はどっちが強いかという話を聞きます。343の現実強度、Hm値(ヒューム値。基準値は1)は86Hm、239は50Hmです。値だけ見ると343の方が現実改変能力者としては強いですが、SCP-3812等の上位存在を除いたら239が最も強い現実改変能力者とよく言われています。それはなぜでしょうか？

　それは現実改変能力者(以後"タイプグリーン"と呼称)の特徴を考えるとわかります。大半のタイプグリーンには自身のHm値が高いこと以外に、自身の周囲のHm値を下げるといった特徴があります。239は周囲を0.3Hmに下げますが343の場合は周囲のHmを下げることはできません。つまりSCP-239は比較的狭い範囲で強大な力を行使することが出来るのです。さらにHm値0.3というのはかなり低い値で、私は239が無意識の内に能力を使えるのはこの0.3Hmという極めて薄い現実強度によると考えています。

　しかしSCP-343が239より劣ってる訳ではありません。Hmを下げず、ある程度のHm値があるということは、範囲を気にする事なく能力を行使できるということです。原則として、タイプグリーンは理解できていないものには能力を使えませんがインターネット等で理解すれば能力を行使できます。実際に343がそれで財団を掌握しています。比較的安定して現実改変できるところもアドバンテージですね。

　結論：SCP-343は安定して能力を使用することができ、上手く立ち回ることに長けている。

　　　　SCP-239は近距離の戦闘に特化していて、無意識のでも能力を使えることが強味。しかし範囲が狭い

ということになりました。あくまで私のヘッドカノンなのでそこのところはよろしくお願いします。参考になれば幸いです。