ゴミ6
幼い自分がいた。
周りの空気と自分の小さなプライドでさよならをした。
明るく元気な自分がいた。
見たくもないし触れたくもない大人の汚さでさよならをした。
とても暗い自分がいた。
全てに壁を作ってしまう自分が嫌になりさよならをした。
仮面を被った自分がいた。
その仮面が外れて大事な人を失いさよならをした。
からっぽの自分がいた。
何をしてもやる気が出ない、色がない、そんな自分がいた。誰にだって色はある。
情熱的で赤い人
なにごとも冷静な青い人
だが自分には色がなかった。
「無色」だった。
色んな色と出会ってさよならをして気づいた。
自分も他人も一色ではなく様々な色でできていること。
そして自分はとても濁った色でできているということ。
はやくこの濁った自分とさよならができたらどれだけいいことだろうか。
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