学園恋愛バットエンドモノ

2 2023/04/04 18:12

私は穂乃果(ほのか)。高校一年生。入学したての私に...

すきなひとが、できました

始めは、かっこいいなぁと思ってみていただけ。でも、それから恋になっちゃった。

彼の名前は蓮(れん)。スーパーエリートなイケメンで、やっぱりモテるらしい。

何人もが彼に告白して、フラれていったらしい。私だってきっと...

そう思っていたある日。

「穂乃果さん、ちょっといい?」

なんだろう。

「なんか用...ですか?」

同い年だよね、この人。なんで私は敬語使ってんだろ

「夜9時に、学校に来れる?」

うちの親、両方とも今日は出張だ。なんて幸運な。

「来れるよ」 「じゃあ、よろしく。」

とだけ言ってそそくさと去ってしまった。

そして、夜の8時50分...

こういうのは、少し早めに待っているのが正解だ。きっと彼もまだ...

「あっ...ごめ、お待たせ。」

居たわw

「......別に。」

あら、そうですかい。

「行こう」

う~~~~。今、こーやって考えてみると、夜の学校って怖い...

その気持ちが伝わったのか、

「帰ってもいいんだけど」

......頑張りますぅ

しばらく歩いているうちに着いたのは...

「ここ、私たちの教室...?」

「そうだよ」

ここで一体何すんだか。

そのことを言うと、

「ふっ...じきに分かるさ」

ふ~~n...まって!?もしかして、これ...

蓮くんと(今彼が鍵を閉めたので)密室で、二人っきり...♡

怖かったら、抱き着けばいいもんね!

あ、そうそう。なんか知らんけど、うちの教室にだけ、よくわからん鏡ついてるんだよね。

その鏡の前に近づいて、蓮くんが、

「この鏡の前に来て」

なんでだろ

鏡の前に来た。そしたら、いきなり手をつないで、

「...君に決めた」

とだけ言い、二人で鏡の中に...

「――――か!―――のか!」

何だろ...

「穂乃果!!!」

お母さん...?

「よかった!目を覚ましたのね!!」

私...?

ここ...自分の部屋か。

「丸一日も眠りこけていたから、心配で心配で...」

そうなんだ。

じゃあ、あれは夢ってこと?

布団から出た。

世界が揺らぐ。意識が遠のく、間際に聞いた声。それは、お母さんの声だけじゃない。

「やっと二人だけになれるよ」

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その他2023/04/04 18:12:53 [通報] [非表示] フォローする
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