兄貴はよく変なおじさんに絡まれる 第五話
第五話
僕は、立花 鈴。
今日は俺たちが、インタビューを受けたテレビ番組の放送日だ。
ピンポーン
突然家のチャイムが鳴った。
「俺、出てくるわ」
そう言い、俺は玄関へ向かった。
「はーい」
ガチャ
ドアを開けると風季が立っていた。
「ねね!遊ぼ~!」
─なんか俺ん家で遊ぶことになった。
「鈴!テレビ見ていーい?」
まずい。これで風季に俺達のインタビュー映像が見られたら…。ってヤバ。
ポチッ
─「私の事を守ってくれるところ!それでさっきも助かったし…」
あ、オワタ。
「ふーん?へー?」
ヤバ。絶対女装のことバカにしてくる…。
「欄くんのこと、そんなに好きなんだ?」
へ?
え、そっち?
「俺と欄くん、どっちが好き?」
すると突然風季がそんなことを聞いてきた。
「ど、どっちも好きだけど…」
俺がそう言うと「どっちか!」と言ってきたので俺は正直に答えた。
「ら、欄…かな…?」
俺がそう言うと、風季は無言で荷物を持った。
「へ…?ふ、風季!!」
「俺、帰るわ」
すると、風季は玄関へ向かった。
「え!?なんで…?」
「その代わり、今度覚えといてね」
え…?俺、今度どうなるの─?
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