少年メイドはおもしろい？つまらない？

かく言う自分も、見る前は腐向けな作品かと思っていましたが、
そういうのではなく、万人受けしそうな、見やすく面白い作品でした。
（でも、腐向けに感じてしまう方もいるとは思います）

家事が得意なしっかりものの小学生の男の子が主人公です。
母親を亡くしたことから、資産家の叔父の家に住むことになるものの、
ただ世話になるのが納得できず、掃除や料理で貢献する、という設定。
その叔父（大人なのに頼りない）が衣装デザイナーなので、メイド服を着せられているというわけです。
それでこのタイトル（間違ってはいない）。

登場人物が、金持ちの叔父たちや小学校の友人たちなので、
腐向けどころか、むしろ品がある（？）ようなコメディです。絵もきれいですし。
母親が亡くなっているものの、一貫して明るくて重くない話です。
それでいて、家族のありがたさを感じさせる、心温まる場面もけっこうあります。
全１３回できちんとまとまっています。
最後まで飽きることもなく、見て良かったと思えた作品でした。

近年、稀に見る秀作としても良いんじゃないでしょうか。
正直、私も最初、タイトルでキワモノ系なのかな、と思っていたのと、両親死亡で孤児になる展開からはじまるとか観るの重いな、とか、思って、観るのを躊躇していました。
両親の死がはじめに置かれると『トップをねらえ』みたいな８０年代ものは別として、２０００年代以後は、そこの悲壮感を重く描き出す演出が主流かと思います。『かなめも』『パパの言うこと聞きなさい！』なんかも、たしか１話あるいは、その半分のほとんどを使って、ことさら登場キャラクターの悲壮感を煽って、同情を誘うような演出が王道で、これが観ている方としては、結構、重くて疲れる（全体としては、良いアニメであっても）。
ですが、この作品は、そういう悲壮感をかきたてたり、ことさら同情を誘うような雰囲気は、まったくありません。
事実は事実で、からりとして乾いている。
そこは、亡くなった母を演じた田村ゆかりさんの「なんとかなる」っていう繰り返しでてくる台詞が、重すぎず軽すぎず、絶妙なバランスの場所にあることで、救いを与えているのかも知れません。

それなのに、毎回、友情や人情や、いろんな人の善意の感情からくる「情」が、主人公や主人公たち以外の周りからジワジワと湧いてきて、そこに毎回、ちょっぴり泣かされてしまいます。（オッサンになって涙腺が弱いから？）
それも、ネガティフな涙ではなく、ポシティフな涙として。

ストーリー構成も、アニメとしての演出も、キャラクター配置も文句ないし、声優のキャスティングについても、極めて役柄を抑えた特に脇役の中堅の日ナレ出身者とかだけでも凄いのに、榊原さんとか！！
これは、この萌えキャラ集めてりゃいいだろうとか、ストーリーに凝れば良いだろう、意外性の高いことをすればいいだろう、みたいな感じのある最近のアニメの潮流のなかで、アニメとは、そういうものだけではないのだと、評価されなければいけない、ちゃんと作られた、ちゃんとしたアニメだと思います。

非常な秀作で、アニメを観る方（特に京都系の萌えに席巻される前の時代からアニメを観てきた方）には、是非、お勧めしたいです。

つまらないの増え方が不自然なんだよなぁ

そうやって工作しても面白いに変わりはないんだよなぁ

工作兄貴おっすおっす

主人公の境遇的には鬱になってもおかしくないくらい重い内容のようになってしまうのではないかと初めは不安半分で見ていましたがその後に出会う人々との出会いや触れ合いの中で辛い境遇ながらも色んな体験をしながら過ごしていく日々の中で失っただけではなく、そーゆう人たちに囲まれながら日々成長していく主人公に思わず、声をかけたくなる暖かい作品です♪見て損はないと思います！

たった一人の母親の死から人の好さを学べるいい作品だと思う。見方を婦女子とか男向け度エロとかそんな観点ばかりでアニメを見るべきじゃないと思う。

作品としてどうかなんだろう？　

狭い範囲での日常だが、キャラはしっかりと立って行動しているし、ちゃんとした人がみればよくわかる作品だと思う。

どうしようもない決めつけ意見はしかとでいい。

浅い最強系とか俺様系とか悪役令嬢ものとかより余程みる価値のある作品だ。

人の心情をしっかりと表す作品が減り続けている昨今。こんな感じなら日本のアニメも世界にどんどん評価されなくなってすたれてしまうのでは。こういった作品は続けていってほしい。

少女漫画系でも赤ちゃんと僕のようないい作品を見て製作したのかもしれない。

これからも頑張っていい作品を作って欲しいと思う。