【病院のロボット】

3 2023/10/20 20:54

みきちゃんは、生まれつき体が弱くて子供病院で過ごしていました。

お母さんやお父さんは事故で亡くなってしまい、毎日毎日病院で過ごしていました。

それからみきちゃんが、10才になった時ロボット(AI)というものが使われるようになっていました。

そしてある日この子供病院にもロボットがやってきました。そのロボットの名前は「マモット」。

みきちゃんは、マモットに話しかけました。

「あなたは誰なの?」

マモットは

「私は、AIです。みんなを守るためにやってきました。みきちゃんですね。」

みきちゃんは、目を輝かせて、

「そう!私はみき!お母さんみたいだね」

マモットが

「いつでも頼ってくださいね。」

と言って廊下へ去っていきました。

それからみきちゃんは、毎日毎日マモットに話しかけまいした。

「マモット!今日私、手術頑張ったんだよ!」

「そうなんですか!!素晴らしい」

と、言ってくれました。マモットはみきちゃんに「よしよし」と

頭をなでてくれるのでした。みきちゃんは、マモットのよしよしが一番大好きで幸せでした。

しかし、みきちゃんが14才の時子供病院で

『マモットお別れ会』

という会が開かれていました。

看護師さんが

「みきちゃん、マモットにお別れの会を開いているみたいだよ。みきちゃんも参加しましょう。」

「え、、、」

「どうしたの?みきちゃん」

「え?やだやだやだやだやだやだ!」

「みきちゃん?」

みきちゃんは、走って自分のベッドへ駆け込みました。

「あんなに、大好きだったのに、、、。お母さんって思いながら話しかけてあげてたのに、、、。」

みきちゃんに涙がこぼれ落ちました。みきちゃんは、そっと壁から会を眺めていました。

院長が

「みなさん!マモットに、バイバイは言えましたか?それでは新しいロボットを紹介しましょう。」

みきちゃんが

(新しいロボット、、、?)

「エーウィです!」

みんなはとっても喜んでいました。しかしみきちゃんは納得いきません。そして看護師さんに

「やだ!なんで?なんでなの?マモットじゃないと嫌!」

と言って、エーウィに鉄のネジをエーウィに投げつけました。

すると院長が

「みきさん!!!何しているんですか?!」

と怒鳴りました。みきちゃんは

「、、、マモットじゃないと嫌なの、、」

「そんなの、知りません!マモットはあなただけのものじゃないでしょう。一人の意見にみんなが賛成するわけないじゃないですかww

 てかそもそもロボットには心なんかないんだから、マモットは別にあなたのことなんてなんとも思ってないですよww」

「え?、、、そこまで言わなくてもいいじゃないですか」

「何言ってるんですかww現実を見てくださいよ。いつまでも子供のままなんですかぁ?」

そしたら看護師さんが

「ちょっと院長、、」

みきちゃんは泣きながら屋上へ言ってずっとマモットの絵を描いていました。

すると後ろから

「みきちゃん」

マモットの声でした。

「マモット!」

「はい、マモットです。どうして泣いているんですか?」

「だって、だって、マモットもうこの病院にはいられないでんしょう?」

「はい、ロボットにだって始まりがあれば終わりがあるんですよ。」

「そんなこと言わないで!私はいつもマモットのことお母さんって思いながら接してきたんだから!」

「そうですか、、嬉しいです。鼻が高いですね。でもこれは決まったことなのです。」

「ねぇ、なんとか方法を考えようよ!」

その時マモットはニコッとみきの方を向いて

「大丈夫です。」

と言って、看護師さんたちに連れて行かれました。

みきちゃんは

「マモット!マモット!うわぁん!!」

でも看護師さんたちがみきちゃんをとめました。

その夜みきちゃんは、ずっと泣いていました。

「私は、体が弱いから会いにいけない、、。ごめんねマモットごめんね。」

でも、みきちゃんは決意しました。

「私は、マモットに会いに行く!絶対に、苦しくても会いに行く。」

みきちゃんは、走って裸足で病院を抜け出しました。一生懸命に3kmほどあるゴミ処理場へ走りました。

夜が明けそうなころ、くみちゃんはゴミ処理場のガラスのドアを除きました。

「あ!マモット!」

しかしマモットは起動しません。それでも一生懸命マモットに枯れた声で

「マモット!マモット!」

と叫びました。すると係員が

「君、どこから入ってきたんだい!危ないから帰りなさい!通報するぞ!」

と起こりますが、それでも一生懸命

「マモット!マモット!」

と叫びます。係員は

「君いい加減にしなさ、、」

その時大声でみきちゃんは

「お母さん!」

と叫びました。そのあと、みきちゃんはボロボロになってパタっと倒れてしまいました。

一人の係員が息を確認しましたが、首を横にふりました。

そのとき、マモットが小さな声で

「うちの子に手をださないでください。」

と言いました。一人の係員が

「うちの子ってww、馬鹿なのか?お前はロボットこいつは人間。血なんか繋がってないだろ。」

「はい、血は繋がっていません。しかしその子には親がいません。なので私は今まで、その子を

 自分の娘だと思って接してきました。昔のうちの子によく似てて、、、」

係員が

「黙れ!」

と言って水をかけました。マモットは苦しみながらも独り言で

「きみちゃん、生まれてきてくれてありがとう。」

といって、動かなくなりました。

いいねを贈ろう
いいね
3
コメントしよう!
画像・吹き出し

タグ: 病院 ロボット

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2023/10/20 20:54:54 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



1: 1コメさん 2023/10/20 20:55:54 通報 非表示

感動系物語を作りました。人間とロボットの関わり合う話です。


凄く良き


3: きゅあまな @rinatu 2023/10/20 21:01:18 通報 非表示

普通に感動系


4: 1コメさん 2023/10/20 21:01:32 通報 非表示

ありがとうございます!小説を作ったので、読んでみてください。


え,めっちゃ感動した🥲


6: 1コメさん 2023/10/20 21:40:51 通報 非表示

ありがとう(´;ω;`)


画像・吹き出し

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する