【陰キャ】俺が塾で3年間ぼっちだった話

俺はとある塾に中学校3年間通っている（進行形）。そこで俺は3年間という長い間ぼっちを貫いてきた。入塾してから今に至るまでの話をここでして成仏させてほしい。

中1の時

入塾。男4人で女も4人。その時俺は唯一喋れる男友達がいた。名前はO君（仮名）。そこまで親友というわけでもないが、小学5年生の時によく話していた。が、小学6年生の時は全く話さなかったので気まずい。彼と話せた数少ない機会は帰りに軽く1日について話した程度。その後男が新しく1人来た。そこから運命が変わってしまった。新しく来たH君（仮名）は、野球部だった。O君も野球部なので、H君とO君はよく2人で話すようになった。「ねえねえ、何の話してんのー？」と言う勇気もなく、気づけば1人になっていた。その時に苦しめられたのは数学の時間だった。数学はプリントをひたすら正解するまで解くのだが、周りは各自で教え合いをしているが、俺だけぼっちなので全て自力で解いていた（この時、「俺君は1人で数学やっていてすごーい！」と英語の塾の先生に小馬鹿にされた）。あとH君と下の名前が被っていたので少し憎んだ。

中2の時

この頃に男が2人、女は1人新しく来た。Y1君とY2君。2人は苗字が被っていた（双子ではない）ので、こう表現させてもらう。Y1君は根っからのヤリ○ンという雰囲気がした（もちろん中学生がヤッてはいけない）。Y1君は女子やY2君と常に喋っていてうざかった。幸いにもY1君とY2君は数学にはいなかった。それが本当に嬉しかった。そんな時また新しく人が来た。男でT君（仮名）と言わせてもらう。T君は他校の中学生でO君やH君と仲良くならないだろうと考えていた。しかしT君も野球部だった。つまり俺以外のO君、H君、T君、それに最初からいたHI君、そいつら全員野球部だった。その時は野球に全く興味がなかったので、野球部の選択肢などなかった。ちなみに俺はチー牛集う卓球部。ホントに悔しかったし悲しかった。あと女子の目線が気になった。きっと女子の中で俺は「ぼっちで哀れな陰キャ」か「そもそも眼中にない」の二択だと思った。多分その通りだ。

中3の時

もうしんどい。よく2年間できたと思う。しかしここから。女子とずっと話すY1君とY2君、野球部のO君、H君、T君、HI君。陰で笑う女子。そいつらと夏期講習と冬季講習をすることになった。結果は想像の通り本当の地獄。予定は午前中に理系科目、午後に文系科目。午前の理系科目（数学、理科）では俺だけ相談相手がおらず、1人で最後まで居残って解いた。周りの「先生さようなら〜＾＾」の声が辛かった。先生も呆れて答えを書く始末。午後の文系科目（国語、社会、英語）が始まる前に昼食を食べるが、俺以外の全員が楽しそうに談笑をしていた。俺だけ黙々と母の愛のこもったおにぎりを頬張っていた。いざ文系科目の授業が始まると、これが意外にも苦痛ではなかった。全員が授業に集中し、問題を解いていた。ただ残念だったのが、前の席のY1君がチラチラ俺の答案を見ていたことだ。心底腹がたった。しかし相手は陽キャ。下手に言わずにただただ写されているのを我慢した。本当にカンニング地獄だった。前言撤回、苦痛だった。小テストになると周りがそれぞれ友人同士で答えを見ていた。当然ぼっちの俺は1人で解いて、俺だけ間違えて居残りなんてあった。周りを恨んだ。が、その塾とももう数ヶ月でお別れ。

強く生きろ

この塾で1番大変だったのは、親に塾で俺がぼっちだと気づかれないようにすることだった。親にだけはこの現状を知られたくなかった。これが1番ダメだった。嫌なら嫌だと伝える。退塾して別の所へ行けば良かった。いじめでもそうだ。先生や親を頼れ。誰かに言って解決してもらえ。ダメなら転校するなりしろ。俺みたいな思いをするな。ぼっちを笑うな。陰キャをいじめるな。日本の1億2000万の中に頼れる人はきっと居る。

俺は塾からこう学んだ気がした。

「友人を作れ。陰キャが。」

終