ダイの大冒険6大将軍外伝・囚われのメネロ

フレイザードを倒し、パプニカ復興支援を進めるダイ達に試練が訪れようとしていた・・・

ハドラーの影武者である豪魔軍師ガルヴァスはその力をバーンに認められ表舞台に立つべく新生6大将軍を結成してダイを倒そうとしていた・・・

「ふふふ、集まったか6大将軍よ・・・」

赤く逆立った髪と緑色の肌をした魔族の男、ガルヴァスの元に6大将軍達が集結していた・・・

「いよいよダイを倒す時が来た！先ずはダイの仲間であるマァムとやらを捕らえてくるのだ！」

ざわつく6大将軍の中から一人が前に出た・！

「私めにその役割を・・！」

6大将軍の紅一点である妖魔将軍メネロ。緑の髪に青白い肌をした妖艶な美女だがその笑みには残忍さが漂う・・・

「メネロか、よし行ってくるがよい！」

メネロはマァムを捕らえるべくパプニカへと潜入した・・・マァムがダイ達と離れるところを見計らった

「うわああ！！」

メネロは装備したイバラの鞭でパプニカ兵を次々なぎ払い、その鞭はマァムを捕らえようとしていた・・・

マァムはハンマー・スピアで応戦するもメネロの鞭で弾かれ、そのまま鞭の一撃でマァムは倒れた・・

「上手く行ったわ！・・・ギャア！！」

しかしスキを突かれたメネロはパプニカ兵の炎の魔法を受け倒れる！！

「よし、この者を捕らえよ！！」

メネロは囚われ縛られると地下へと閉じ込められてしまい、パプニカ兵から尋問される・・・

「お前の親玉は誰だ！！言わないとひどいぞ！！」

沈黙を貫くメネロにパプニカ兵達は火攻めしようとし、メネロは最期を覚悟した時だった！！

「お前達が探しているのは俺の事か！？」

そこに現れたのはマントを脱ぎ、隆々とした筋肉を露にした豪魔軍師ガルヴァスだった！

「ガルヴァス様！！」

メネロが声を上げるとガルヴァスは頷く

「わざわざ探す手間が省けた！あいつを倒せば大手柄だ！」

パプニカ兵達は威勢良く剣を抜きガルヴァスに向ける！

「フン、お前達等素手で十分！」

ガルヴァスは斬りかかって来たパプニカ兵の剣を白刃取りするとへし折り、そのまま手刀でパプニカ兵の胸を鎧ごと貫く！！

「グギヤアア！！！」

血を吹き倒れるパプニカ兵！

「おのれ！！」

火炎魔法で攻撃するパプニカ兵達！！しかしそれすら素手で弾くガルヴァス！弾かれた炎に包まれパプニカ兵達は倒れていく！

「スキあり！！」

背後からガルヴァスを斬りつけようとしたパプニカ兵だが蹴りで剣を突き上げると、その拳はパプニカ兵に直撃！その首は180度回転しその場に倒れる！

「そこまでだ！動くとこの女の命はない！」

パプニカへいはメネロの首に剣を当てるがガルヴァスは涼しい顔だ

「お前はもう死んでいる！」

すると先ほど蹴り上げた剣がパプニカ兵の脳天を直撃！パプニカ兵は血をながし倒れた！

ガルヴァスは衝撃波でメネロの縄をほどく！！

「メネロ、あとは好きにして良い！」

不適な笑みを浮かべるメネロと怯えるパプニカ兵

「よくもやってくれたわね！！」

残りのパプニカ兵達はメネロの鞭の餌食となった

「ガルヴァス、来てくれたのですね！ですが、申し訳ありません。私の不覚で。いかなる罰も受けますわ！」

メネロはガルヴァスの元へ寄る

「気にするな！お前は大事な部下だ。お前に預けた宝玉が俺をここまで導いた。ふふふ、久しぶりにいい運動になった。ダイ達との戦いが楽しみだ！やはり人質等性にあわん！正々堂々とやるぞ！」

ダイ達はこの男に勝てるのか？