▊小説▊#最強とーと民の異世界転生記
いつまでも、変わらない。
何も変わらない。
日付と給料日のカウントダウンだけが、
僕の残りの齢と虚無を感じさせてくる。
⋯、
無慈悲にもそれくらいしか、感じられないのだ。
僕は、辺りを赤く染め、血の海を作った。
これも誰かのせいだ。
今までだって、そうに違いない⋯⋯
⋯。
はいゴミが消えましたよ、お役御免だ。
ゴミとしての役を果たしたよ
気づけば、少しばかり見慣れた、
陰鬱になる風景が目の前から順に、
だんだんと広がっていく、「なんで?クソが。」
そう思っ時には声を上げてしまった。
近くに人がいたとも知らずに!
『ここじゃ見慣れん声じゃなぁあ。
どこのを見つけてしまったぞ。』
(見慣れん声ってなんだよwどうでもいいけど。)
私は咄嗟に謝り倒した。
だが相手は聞く耳を持たない。
どうやら聞こえないらしい。
「心を込めて言ったつもりだったのですが。もう一度心より深くお詫び申し上げます。申し訳ございません⋯。」
『うっ、なんでやなんでや!聞こえんねん!痛えねん 訳の分からんこと話すな!』
『拳で語れや!俺がこの正義の何かけて相手してやるからよお』
カチャッ
相手は武器を持っていたらしい!
逃げるしかなさそう!
幸い見慣れた街並みだ、裏路地に入れば⋯!
相手の声が聞こえるが、
大丈夫だ⋯、うん
焦った私はもっと早く、つまりとても早く走りを進めた
心臓の鼓動はそれよりも早く感じる。
「ああだ、う、ら、、ろz」
一瞬何かが見えた気がする⋯!
”バールのようなもの”が!
もっと先にあるようだ、追いつかれる前に早く!
私はそのまま勢いよく壁にぶつかった。
そこは狭い。。思ってしまった
もう終わりか。そろそろ追っ手が来るな。
その瞬間⋯
「あああ、⋯あぁ。」
『ウg』
やつの穴という穴から血が吹き出した。
『----_---。』
「!?(声にならない声🎶)」
これはあれか。ようやく理解した。
よう分からんが異世界ってやつかな。
ふと周りを見渡すと、ぶつかった壁辺りの空間に
ものすごい歪みが走っていた。
私は惹かれていた。無意識にそういうチート能力を手に入れられるとでも思ったのかもしれない。
バキン!クォンgゴォオオオ⋯
どうやら当たりらしい。
((*•ᴗ•*)و ̑̑ヨシッ)
そこには、まさに本に見たような
空に浮かぶ血みどろの手が大量に浮かんでいた。
もちろんドラゴン付き。
「おもろ⋯」
なにか落ちている。
伝説の武器ですよと言わんばかりのそれが。
なんの代償もなしに拾えるんじゃないかと思った。
さっきまでのあの一連のを見たあとだ。
そう思うのも無理はないよね。
ウッキウキで武器を手に取る
だがしかし、俺に電流走る。
指先が痺れてしまったようだ。
「無理か」
しかし、俺に電流走る
「さっきの空間の歪みをもう一度うみ出せば!」
うぉぉぉお!!!
バコン
武器が歪んだだけかよ。
⋯?
歪みの先に武器の欠片が飛ばされてる、
今なら⋯!
その武器の柄を手に取り思いっきり歪みの力に頼りへし折った。
折れちゃったけど、まあいっか!
ぐおおおお
われわたった心の内もつかの間⋯
辺りは霧に包まれ、暗雲が立ち込める。
ぐおおおおお、
そこに現れる、謎の大きな影⋯。
「いっちょやってやる!」
?
よちよちとした歩みが、僕の足元には見える。
もう一度上を見て見ても⋯
「なんだ⋯?なんだなんだ、ただのおチビちゃんか」
ドスッ!
今日の晩御飯GET
剣に黒いモヤのようなもの⋯?
いつの間に、巻きついて、
今は亡きチビの姿の形をとった。
『貴様、その亀裂のような魂の音波、その歪みの力。』
『異世界人だろう?』
「前の世界から来たばっかだよばーか散々なんだよ。また殺したろうか。嘘。」
『私の前で不遜であるが、まあいい。
古い伝承にある、私もあったことがあるが、それは異邦の来訪者たる証拠だとされている。
ひとつ言っておくがここは危険だ。』
「さっき身をもって感じたよ。」
『』だからこそ、貴様のようなものは欲っされ、私も貴様を求めるうちの1人だ。
肉体は死んでしまったが、魂であっても守られるに越したことはないだろう。だから、貴様の剣は、今私である。』
⋯
『ドラゴンだな』
サッ⋯⋯ッ⋯⋯
「!、⋯?なんで分かるんだ」
⋯⋯サッ⋯⋯⋯ッサッ⋯⋯⋯⋯
『異世界人にはわかるまい。音を、見ることが出来ないんだから、つまりは劣っている、だが利点もある。その音波を扱うことは、つまりそれを見んということでもあるのだよ。』
⋯ッ⋯⋯ザッ⋯⋯⋯バサッ⋯バサッ⋯バサッ⋯⋯
「感動⋯!こんな力がだったなんて!本当に感動⋯!」
バサッ⋯バサッ
ヒュウウウウウ!グオオン!
(どうやって戦えば⋯、いけあああああタックル!)
効かない!
「あああああああああああああ!」
グオオォォオォォオ⋯、ギャアアアアオン!
『すこし、待ちたまえよ⋯』
「うぉぉぉおおおお!伝説ソード切り!」
ドラゴンは折れた剣先の先へと、その歪みのなかへ吸い込まれていった。
(自分はゴミなんかじゃない!この力があれば⋯!)
『貴様?私が説明し終えてから戦って⋯』
「助けてくれないのか。まあいいやおチビのお供は要らん。おチビの助けはこの先要らないよ。足でまといがいるくらいなら一人で行く。」
剣を降って落とそうとした。この汚れたシミのようなものは落ちないらしい
『まあまあ、最後まで聞きたまえよ。
きっと、ここでは長くない貴様にも、有益だろう?私と一緒に往かないか。異世界人よ。』
「そうだね。ごめん、分かった。」
1話終わり
作ったのは私です。
でもこれをユーザーページ開いた時常時表示させたくは無いのでトピ主表示は消してます