らぶコメdays#3【バトル小説】
主 ヒカリ
先輩 麦原
怪物 黒グマ
らぶコメdays#2【バトル小説】
https://tohyotalk.com/question/667688
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このままでは勝てないと悟ったヒカリは最後の希望に賭けることにした
「でも…どうやったらいいんだろ…」
イチかバチかの可能性に賭けることを決意したのは良いが、
今すぐに出来るかも怪しい賭けだ
どうやってアレを使えば良いのかすらわからない
「でも…あの時みたいにすれば、いける」
思いつきを実行に移す決意をする
この間にも勝利を悟った怪物は近づいてくる
早くしなければ
そして、ヒカリは…
「わぁーーーん‼‼だずげでぇーー‼‼」
その場に膝を付き幼児の様に泣き出した
『…ゑェ…%$?』
理性の無いはずの怪物もヒカリの奇行に思わず足を止める
だが怪物はそれを死を惜しむ感情の表れと判断し、飛びかかる
そして怪物の剛腕にヒカリが潰され、
蒼い爆風が辺りを覆った
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ある幼児が家で遊んでいる
ハサミを使って工作をしているようだ
幼児は厚紙を切るのに苦戦している様子
「あっあっあっ」
幼児はうっかり指を切ってしまったらしい
そのままポカーンとし、痛みが遅れてやってくると盛大に泣き出した
「ぅわぁぁぁぁー…せんせぇーー!助けでぇぇー‼‼」
じたばた暴れて助けを呼ぶ…しかし誰も来なかったようだ
痛みが強くなる
「痛いのどっか行けぇー!わぁーぅ!」
すると、指の傷が音を立てながら跡形もなく消えてしまった
幼児もびっくりして唖然とするが、治ったならいいと工作を再開した
「ジョキジョキジョキ…」
そしてまたびっくりする
あんなに切りにくかった厚紙が折り紙の様に簡単に切れたのだ
良いことが続いたと幼児は無邪気に喜び、工作を楽しんだ
☆☆☆☆☆
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爆風を浴び吹き飛ばされた怪物は今起こった現象が何だったのかわからない様子
『ー!ーm`~+!!!!!』
だが土煙と蒼い炎の中に居る存在感に気付き警戒する
「ー、ー、ー、」
圧倒的な存在感を放つそれは炎をものともせずこちらへ歩み寄ってくる
「ー、ー、ー、ー。」
煙などで隠れていた、それの姿を見て怪物の本能が警鈴を鳴らす
先程まで実力の半分も出さずにボロボロにした相手が立っている
折った右腕も潰した体も、汚れてはいるが健在な様子
今起こった一瞬の出来事にただただ驚いた
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今起こった奇跡に感謝と喜びを感じると同時に、立ち尽くす相手
最初は無感情だった怪物も戦う中で感情の欠片も垣間見えた
せっかくなら名前を付けようとここまで戦ってきた相手に言う
「第二ラウンドを始めましょう。黒グマさん」
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ヒカリが使った能力は幼少期に覚醒したもので、
能力解放時に自身の傷を即座に治し、体力を満タンにし、
おまけでしばらくの間、治した傷が深く多いほど、運動能力を底上げする特性だ
追い詰められている程、苦しい戦いになっている程、逆転の可能性が高まる
ヒカリは「ブルークリア」と心の中で名付けた
そして
異様な成長を遂げ、拳の一撃が岩をも砕く程になった黒グマ
幼少期の記憶を呼び起こし、短時間の超強化を魅せたヒカリ
この二人の間の緊張が高まり…
「「ッバァァン‼‼‼」」
本当の戦いが始まった
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二人は同時に跳び、距離を詰め、攻防し合う
ヒカリは戦い以外の思考をこの瞬間は捨てる…
正面からくる相手のパンチを空を蹴り躱し、即座に回転
勢いのままかかとで相手の肩を砕く
黒グマもお返しにもう片方の腕で薙ぎ払うが、ヒカリに受け流される
胸めがけてやってくる小さく、強力な拳を手で受け横腹に 噛み付く
「ぶぶッ」
ヒカリの小さい体に歯の部分がミシミシと食い込む
噛みつかれた方の手で黒グマの顎を打ち抜く
「ぐっ…」
余計食い込むが相手の方が損害が大きく、顎の一部がボロボロと崩れ去った
立て直してお互いに拳を打ち合う
「どどドッドドドドッドドッドドドドド…」
少しの間打ち合い続けるが、ヒカリが吹き飛ばされる
自分もボロボロだが、相手も相当負担がかかっている
吐血しながらこのままやり続ければ倒せると希望が見える
立ち上がり、即座に戦闘を続けようとしたが…
「ちっ…もうすぐ切れる」
能力の持続時間が切れかかっているのを感じ焦る
能力が続かなければ負けが確定する
ここまできて負けるのか
「やだ…」
それは嫌だ…なら今までで一番の賭けに出よう
「うぁぁぁあ”あ”!!!!」
命を殴り捨てる覚悟で飛び込む
相手も残りの力を注ぎ込んだ連撃を絶え間なく放つ
拳を横に飛んで躱す、飛んでくる瓦礫を避ける、蹴りを跳び躱し
パンチをしゃがんで避け、下突きをくぐり抜け…
かすり傷を負いながら、火の粉を浴びながら、ついに待ち望んだ位置にこれた
相手の腹間近、至近距離から一撃を突き上げる
『ア”ア”あ”あ”あ”あ”ぁぁ”ぁ”‼‼‼』
黒グマは我武者羅にヒカリを叩き落とす
ヒカリは地面にめり込み動かなくなる
黒グマは追撃にそのまま踏み潰す
足と土に挟まれながら痛みに耐え必死に『動かなくなる』
相手を踏み潰したあとに出来る追撃は大きく2つ
1つ目は踏みにじる。精神的ダメージは与えられるが威力は低い
2つ目は足を上げもう一度踏む。効果的だが足を上げる動作が必要
追撃されるにしても威力面で後者の確率が高い
だから踏み潰される必要があった
『…』
ヒカリが動かなくなるのを感じ、
以外にもそれ以上の追撃をしない黒グマが勝負の結末を見ようと足をどけた瞬間
「だぁぁぁぁ‼‼‼‼」
致命的な衝撃が腹を襲う
それでも黒グマは全てを理解し、ヒカリと向き合う
ヒカリは残った力、切れかかった超強化を全て『拳』に託し、
「「バッ」」
黒グマの一撃がヒカリの横腹をかすめ
ヒカリの一撃が黒グマの首から先を消し飛ばした
…黒グマから、何かが割れる音がかすかにした…
黒グマの体は首からボロボロと崩れ去っていく
ヒカリも限界を超えた動きをし続けた代償が来て地面に落ちる
勝負はついた。はずだった
ドン「!!」
体の負担とは違う痛みを受け、背中を強打されたヒカリは動けなくなる
今現在も崩れて完全に消え去ろうとしている黒グマ…
頭が無くなり理性が消えた怪物がとどめを刺そうとしたのだ
ヒカリは相打ちか、と死を覚悟した
怪物の剛腕がヒカリの頭に振るわれる
「ダァァァァン!」
凄まじい音が鳴ったが、来ると思っていた痛みが来ない
もしかして死んでしまったのかと視線を上げる
「やぁゃ、久しぶり。大きくなったね」
突然声をかけられる。何処か懐かしい声
「部長…?」
「はは、覚えてたか」
「それよりあいつは…」
「ほら、あそこだよ」
言われた方を見て目を見開く
崩れ逝く黒い物体の腕が大きくえぐれていたからだ
「なんで…?」
「まあ、一回落ち着いて。傷も手当しなきゃ」
体のしびれも収まり無理に立ち上がろうとし、加えて疑問が次々わいてくる
どうして突然、異次元の強さを持った怪物が生まれたのか
そして、その怪物の攻撃を自分より圧倒的に弱かった部長が無力化出来たのか
考えてみたが、戦いの疲れがどっときて意識が朦朧とする
倒れる瞬間思う
今回は部長の一人勝ちだったな、と
☆☆☆☆☆☆☆
一部は完結したぜ
意味わからん小説だったと思うが読んでくれた人はありがとうな