竹取物語 自分なりに簡単にしたやつ
昔々竹取翁(竹を切っていろんなものを作る人)と言う者がおりました。
ある日竹を取りながら山へ入っていくと光る竹を見つけました。不思議に思って竹を切るとなんとびっくり!その竹の中に小さな9cmぐらいの女の子が可愛らしく座っておりました。
翁はその女の子を連れて帰り大切に育てる事にしました。
竹から産まれ輝くばかりの美貌を持ったその女の子は
「なよ竹のかぐや姫」
と名付けられました
三ヶ月ほど経つとかぐや姫は立派な女の子になり、とてつもない美貌なので求婚者が絶えません。
五人の貴公子(偉い人)が最後まで求婚しその五人に対してかぐや姫は結婚の条件を言います。
結婚の条件とはとても難しいことで五人の貴公子にそれぞれ
仏の御石の鉢
火鼠の皮衣
龍の頸の玉
燕の子安貝
蓬莱の玉の枝
を持ってこいという無理難題でした
〜〜四人の貴公子省略〜〜
車持皇子は蓬莱の枝の玉を取ってくるよう言われました
それから車持皇子は船で旅に出たかと思うとすぐに戻り三年間引きこもり玉の匠にニセの蓬莱の枝を作られます
車持皇子は偽物を持ってかぐや姫の元にいくと空想の物語を本当のように語り、あたかも自分で本物の蓬莱の枝の玉を取ってきたと言いました
〜〜空想の物語〜〜
船旅に出て蓬莱の山みたいなものを見つけると嬉しく思ったのですが
流石に怖くて山の周りを見ると天人みたいな服装の女の人がおり、
その女の人に
「この山は蓬莱の山 ですか?」
と聞くと
「そうですよ」
と言われたので私は船を降りました
山をみると途轍もない高さなので登れません
どうしようかと思いまた辺りを見ると金、銀、瑠璃色の川が流れています。
その川の周りにはこの世のものとは思えないほど美しいもので満ち溢れていました。
そして、玉の木を見つけたので枝を折ってかぐや姫の元に持ってきたのです…と
〜〜架空の物語おしまい〜〜
かぐや姫は嘘を見抜くことができずに結婚なるか?!
と思うと
玉の匠が千日余りも
働かせておきながら報酬はまだですか…?
と押しかけてきました。
嘘がバレた車持皇子は大金を失い、かぐや姫とも結婚できませんでした。
この玉の枝事件を境に
たまさか
と言われるようになりましたとさ
ーー意味ーー
たまさか
珍しいこと 稀
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噂を聞いた帝からも求婚されるようになり、
それさえもかぐや姫は断っていました。
あれやこれやあり早三年
ある時からかぐや姫は月を見上げては泣くようになりました。
翁は心配をしていると
かぐや姫は
「実は私は月の都のものなのです。
中秋の名月の時迎えが来るのです。」
と言いました
このことを聞いた帝は、
中秋の名月の夜
千余りの兵を送らせ、かぐや姫の警護を命じられました。
月から来た者たちは刹那の如く兵士たちを倒し、かぐや姫は月から来た者たちを待たせ、遺品を残しました。
翁には御文(手紙)と着ていた着物を
帝には御文(手紙)と不死の薬を
かぐや姫に天の羽衣を着せておとなしくなったかぐや姫を月に連れ帰りました。
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帝は天に最も近い山をある人に尋ねると
今で言う富士山の場所を言います。
帝は使者にあることを命じ送りだしました
使者は数多の兵を連れて行きます。
そのことで「富士山」(兵に富む山)といわれるようになりました。
頂上に着くと、命令通り
御文、不死の薬の壺を並べて燃やしてしまいました。
帝はかぐや姫はもういないのに不死の薬を飲んでも意味はないと考えたのです。
その煙、いまだ雲の中へ
立ち上るとぞ、言い伝えたる