小説 イルミネーションで
登場人物
佐藤美奈(さとうみな)←主人公です多分
小林瑠美(こばやしるみ)
田中遥斗(たなかはると)
美奈目線の話ですどうぞ↓
.......................................................?
美奈「あっ…もうこんな時間…もう起きよう、」
今日は土曜日。休日だ。
私は二度寝をして、今はもう11時だ。
休日と言っても、どこかに出かける予定はない。
ぼーっとしていると、スマホの着信音がなった。
「ちゃりん」
私ははスマホを手にとって見てみた。すると、親友の瑠美から一件のラインが来ていた。
瑠美「今日は土曜日だから夜、イルミネーション行こうよ!」
美奈「行く行く!」
私は乗り気で返信をした。ワクワクしていた。
だが瑠美が、
瑠美「遥斗も行きたいって言ってるから一緒に行くけどいい?」
美奈「え、分かった、」
遥斗、田中遥斗のこと。
「嫌だ」とは言えなかった。
決して、遥斗と一緒にイルミネーションを観るのが嫌という訳では無い。
私は誰にも言っていないが、遥斗のことが"好き"なのだ。
だからいつも以上に緊張する。
また、イルミネーション、という場所だから計に緊張するだろう。
でも、緊張していたらいつになっても気持ちを伝えることはできない。だから私は今日、遥斗に"気持ちを伝える"と決心した。
一緒にいる時も、喋るときも伝える瞬間も、緊張はずっとすると思う。でも、伝えられるタイミングがあるならば、伝えたほうがいいと思った。
..........................................................?
イルミネーション向かいの電車で
☆☆☆☆☆☆☆
美奈「瑠美、どこのイルミネーション行くの?」
瑠美「それは見てからのお楽しみだよ」
ワクワクする。でも、やっぱり遥斗のことを考えると緊張する。
瑠美「あ、そうそうここの駅で降りるんだ」
瑠美に言われて急いで降りた。
すると、目の前にいたのは、遥斗だった。
同じ場所のイルミネーションに向かっているからばったり会ってしまっのだ。
私は、突然のことに気絶しそうになった。
まさか、ばったり会うなんて、、、、
瑠美「もうすぐ着くからね、急いで!」
ちょっとだけ急ぎ足で歩いては5分くらい経った。
そして、
瑠美「着いたよー!」
遥斗「わー!スゲー」
美奈「すごい!!綺麗!」
私が見たのは、とても大きな木にキラキラと光る白と青のイルミネーションの光。
何故だろう。毎年イルミネーションは見て観ているが、今見て観ているのが一番綺麗にみえる。
遥斗「美奈、綺麗だな」
美奈「う、うん!綺麗!」
遥斗から話しかけられて驚いた。
美奈:心の中で(いつ、遥斗に伝えたら、、タイミングが、)
瑠美「ここのエリア以外にもあるから見に行くよー!」
と言われて次に見たのは、
クリスマスツリーにここに来た人がつけたキラキラと輝く星や飾り。
この輝きは、遥斗の輝きと同じくらい輝いでいる。
とても綺麗だ。
遥斗「美奈、ここも綺麗だな。」
美奈「そうだね!」
さっきも話しかけられたから少しだけ緊張がほぐれたり
瑠美「じゃあみんなで自由行動で好きなところ見に行っていいよー!」
美奈:心の中で(自由行動、!このタイミングで遥斗に、、!!)
遥斗「じゃああそこ見に行こっかな」
美奈「待って、!一緒に、、見に行かない?」
遥斗「お、いいよ」
緊張をほぐすように息を吸う私。
遥斗「ねえ美奈、ここ綺麗じゃない?」
美奈「そうだね!」
そして、次のイルミネーションを見に行こうとする、この瞬間、
美奈「あ、あの!!遥斗!実は遥斗の事が、ずっと好きだったの!」
3秒間くらい間があいた。
遥斗「本当に?嬉しいよ」
遥斗が私の手を握った。
美奈「あっ…」
......................................................?
家に帰るまでちょっと気まずい空気だったけど、翌日、遥斗からラインが来た。
遥斗「昨日はちょっとびっくりしたけど嬉しかったよ。ありがとう。突然だけど、今度また一緒にイルミネーション観に行かない?」
美奈「ごめんね、驚かせちゃって、でも嘘じゃないよ!一緒に行きたい!」
告白したことをきっかけに、私と遥斗は仲良くなった。
学校でもよく遊ぶようになった。
緊張もだんだんほぐれていって、今では自分から話しかけることも多くなった。
やっぱり、勇気を持って気持ちを伝えることは良かったと改めて思った。
......................................................?
そして、学校で、私と遥斗は仲良くなったとさ。
おしまいおしまい
✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦
終わったよー
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)