中学生徒会に入るときにやったこと
皆さん、こんにちは。僕は今、中学校で生徒会役員として活動しています。(2年連続)
「推薦や経験のために生徒会に入りたいけど、どうすれば選挙に勝てるかわからない!」という人も多いと思います。そんな人のために生徒会に入るために、入った後活動しやすくするためにどんなことをするべきなのか、自身の経験を踏まえて、少し紹介しようと思います。是非、参考にしてみてください。
※所詮中学の餓鬼が書いたものですのであまり出来は良くないかもしれませんがご了承ください。
選挙下準備 〜知名度をあげよう〜
先ず選挙の下準備です。中学校の選挙では、「ここは確実に自分に入れてくれるだろう。」といった層、いわゆる支持基盤のようなものを獲得するのが必須です。
僕は1年生のとき副会長選挙に立候補し、激戦の末、ギリギリ勝利を納めました。選挙管理委員の子が言うには「10票差もなかった」とのこと。選挙で演説が一番大切なのは言うまでもないですが、ギリギリの戦いになることを考えたら気分次第で動く票に賭けるのはかなり無謀です。安定した票を撮るために先ずは知名度上げから始めましょう。
同学年票は①テストですごくいい結果を出す。②学級長などリーダーシップを取る役職につく。 の2つで集められます。
①は達成が難しい人もいるかもしれません。ですが、定期テストなどで圧倒的な結果を出せば、自ずと有名になります。成績も上がるので一石二鳥です。
②は比較的簡単かもしれません。ですが、大事なのは働きぶり。先生に一目置かれる存在になりましょう。
他学年票は①先輩後輩と仲良くなる。
これに尽きます。他学年とは接点が少ないので相手候補も票集めが難しいはずです。そこを突きましょう。仲良くするならその学年で発言力が高そうな人物(人気者、生徒会OBなど)にしましょう。
選挙は戦いです。本気で受かりたいならとことん利用してください。 (注)仲良くし始めるのは選挙のかなり前からにしておきましょう。決して選挙のためだと勘ぐられないように!
選挙演説〜自分を知る〜
さあ、選挙の肝、演説です。ここではこう書くああ書くといった具体的な指示ではなくコツを書きます。
選挙に求められるのは素晴らしい演説でも美しい演説でもありません。「勝てる演説」です。
①自分にあった演説スタイルを考える。
先ずは自分にはどんな演説が向いているのかを考えましょう。いつもは静かな人が急にトランプさんみたいな力強い演説をやり始めたら皆びっくりして引いちゃいますよね。それにもし受かっても、その演説スタイルを任期中貫かなければならないので大変です。
選挙演説は背伸びしすぎてはいけません。逆に自然体の方が皆の心は掴みやすいものです。普段陽気な感じで人気者系は皆の気持ちを盛り上げる演説が向いています。マイクを取って壇上を歩き回り、身振り手振りを使って会場を自分のものにしましょう。オススメはスティーブ・ジョブズのプレゼン。 動画を見る
逆に普段静かで生真面目な人はついつい難しい言葉を使い、早口になってしまいがちです。それでは陽キャの思う壺。一語ずつ、一文ずつ丁寧に読み、大衆の感情に訴えかけるような演説が求められます。オススメは山本太郎さんの演説。 動画を見る
普段の自分を振り返り、自分のイメージにあった演説をしましょう。
選挙演説2〜相手を知る〜
そして演説をするとき重要になってくるのは「相手」です。ここで言う相手とは、①相手候補②有権者 です。
先ず相手候補対策。例えあなたの演説が素晴らしかったとしても、相手候補との差別化ができないと結局意味をなしません。なので、相手がどんなことをするつもりなのか、演説はどのようなイメージで行くのか探る必要があります。自分の仲間にスパイをしてもらったり、直接あなたが相手候補と話してみてもいいでしょう。ポイントは敵ではなさそうだと思わせること。「どう?進んでる〜?」みたいなノリで行きましょう。相手との差別化が重要です。また、演説で相手候補を下げるような発言は絶対にしないこと。学生とは感情に流されやすいものです。今までの努力が水の泡になってしまいます。
次に有権者対策です。これは学校によって差が出る部分ですね。つまりは有権者が賢い人が多いのか、おバカな人が多いのかです。
賢い人というのは、やはり賢い人が好きなんですね。トランプがフィリピンの豪腕大統領デゥテルテが好きなように人というのは自分と似たタイプの人を好みます。(恋愛の話ではないです。)
賢い人が多い学校なら演説文には少しむずかし目の単語をチョクチョク入れましょう。賢い人は「自分はその単語の意味がわかる」という優越感に少し浸ります。結果、思考がストップし、その優越感を味わせてくれたあなたに入れたりもするのです。しかし、入れ過ぎは禁物です。逆にわからない単語があると賢い人は不愉快になってしまいます。
逆におバカな人が多い学校はわかりやすく、丁寧に文を作りましょう。おバカな人は甘い言葉が大好きです。達成できる範囲で楽しそうな公約を考えましょう。後は難しい話はしないこと。貧困層が富裕層を憎むように、おバカはエリートが好きではないのです。だから彼らに寄り添った形の演説にしましょう。
最後にNGな例を少し紹介します。
1つめは「ましたました作文」です。語尾が です。 ます。 ました。 ばっかりでは話が単調になり聞いていられません。
2つめは「最初にクイズを出すこと」です。これが通用するのは小学生まで。変に滑ったら敗北確定です。
3つ目は「抑揚を必要以上につけること」です。これも変なイメージが付き負けてしまいます。
中学生は変わり者が嫌いです。極力変なイメージが付かないようにしましょう。
頑張れ!
ここまで読んでいただきありがとうございました。本番はリラックスして挑み、会場をあなたのものにしてみせましょう。誰だって緊張します。なら私が気楽に行けば楽勝じゃん!ぐらいの気持ちでいいです。変に気負うことなく最高のパフォーマンスをしましょう。幸運を祈っています。