異能者

3 2025/06/24 21:49

長い黒髪の少女が、人形のように眠っている。

「時空間縦軸への干渉、やはり時間操作能力です。」

頭は機械に繋がれモニターがデータを記録する、研究員たちが少女を覗き込む。

「かぐや様の異能は、再構成の可能性を秘めている。」

少女は生まれながら魔女か、あるいは女神であった。

「決して米国へ引き渡すな、地図が書き換わるぞ。」

「国守御柱、この国の要だ。」

「ん‥」

小さく目を開けた、白い天井。

「お父様?」

「おはようございます、かぐや様。」

研究員たちが離れ、少女に跪く。

「御柱をお連れしろ、今すぐにだ!」

黒服たち、少女はベッドから降りる。

「参りましょう、かぐやさま。」

「国守御柱の御成である!」

ゾロゾロと警備員に囲まれ、小乃かぐやは歩き出した。

「岩戸開きはいつになる?」

「日取りは追々でいい、影武者を立てるぞ。」

「祓賜え、清め賜え、輝夜宮恩神の名において‥」

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その他2025/06/24 21:49:52 [通報] [非表示] フォローする
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かぐやって名前好き

カッコいい雰囲気出てるしワクワク感あって良かった!


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