8月32日

6 2025/08/25 19:36

今日は8月31日、明日からは2学期が始まる。毎年僕は夏休みって短いなって思ってる気がする。小学生から中学生までの学生生活で、1度も期限内に課題を出したことはない。それでか、僕は学校から目を付けられて中3の今年は怖い担任になってしまった。もちろん課題なんてたくさんあるのに一行日記しか終わっていない。5教科のワークに関しては手をつけてすらいない。どうしようと僕は焦った。こんな量1日で終わるわけなんてない。ましてや頭が悪いから1ヶ月で終わるかすら分からなかった。僕は必死に考えた。明日を乗り切る方法はないだろうか、それとも正直に言うべきなのか…。そうこう考えてるうちに1つの案が思い浮かんだ。「あ、全部燃やせば良くね?」

僕はすぐに取りかかった。もう夕方だ。リビングにあったチャッカマンを準備し、庭にあった落ち葉をかき集めてそこに火をつけた。どう考えてもやってることはやばいことなんだがそんなことは言ってられない。そして、そこにワークやプリントなど色々持ってきた。ワークの表紙のパンダが悲しそうな面影でこちらを見つめている気がした。焼くなと訴えかけてるのだろうか。まあ、忖度なんてできないけど(笑)。そして激しくオレンジに火が燃えているなか、夏休みの全てをぶち込んだ。罪悪感はもちろんあったが、こうすることしかできなかったんだ…ごめんね…。すでにあたりは暗くなり始めていて、家から美味しい匂いがぷんぷん漂ってきた。ママが家で夕飯の準備をしていた。家に戻るとすでに夕飯はできていた。今日の飯はとても美味しく感じられた。その後お風呂に入って、明日を心配しつつもすぐに眠りについた。

…………?¿?…………

気づけば目を覚ましていた。あたりが暗い。ここはどこだろう?夜にしてはあまりにも暗いし周りが全て「黒」なのだ。疑問に思いながらもあたりを歩いていると青いワークが裏向きになって落ちていた。

「こ、これは…」

僕はそれを手に取った。見覚えがある。それもそのはず、これは今日燃やしたはずのワークだったからだ。なぜここにと思いながら手に取り表紙を見た瞬間、僕は驚いてそれを投げてしまった。表紙のパンダが怒っていたのだ。そ、そんなはずないだろ、と焦りながらももう1度手に取った。次はなんと不気味な笑顔を浮かべていた。そしてパンダと目が合うとそのまま僕は崖に落とされたかのように下に下に落ちていった。

「う、うわああ」

カーテンの向こうは太陽で明るい。いつもと変わらない景色がそこには広がっている。夢、だったのか…ほっとして僕は2階の自室から1階のリビングへと降りた。しかし、そこで違和感に気づいた。

「あれ、パパとママどこ?」

そう、パパとママがいないのだ。他の部屋を探してもどこにもいない。出かけたのかと思い外に出てみたが、なんと近くの交差点には車が一台も通っていないのだ。戸惑いを感じながらもリビングに戻るとさらに驚きの光景を目にした。

「は、8月32日?」

カレンダーに存在するはずのない32日が存在するのだ。さらに、32日以降のカレンダーが存在しないのだ。そこで途切れているのだ。どうしてだろうと考えようとしたが、考える暇を与えることがなく、1つの可能性が頭によぎった。

そう、ワークを焼いたからだ。

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暮らし2025/08/25 19:36:05 [通報] [非表示] フォローする
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1: @KaeruKun 2025/08/25 19:39:17通報 非表示

すごい即興だけどよろしく


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