ハロウィンの悪夢 〜 Trick or Treat 〜【NOTグロ】

9 2025/10/05 15:44

《 ピンポーン 》

インターホンが鳴ったのは夜遅く、時計の針が零時を差した頃だった。

本を読みながらお菓子を食べていた手が止まる。

(こんな遅い時間に…配達じゃあないよね…?)

こんな時間に誰だろう、と戸惑う。

《 ピンポーン ピンポーン 》

迷っている間にもインターホンは鳴り続ける。

《 ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン 》

インターホンの画面を覗き込むが、何も映っていない。

怖くて無視を決め込んでいると、数十秒も経たずにインターホンは止んだ。

(何…だったんだろう、)

困惑しつつもホッとした私は、恐怖を掻き消そうと思いテレビを付けた。

チャンネルをピッ、ピッと切り替えて行くと突然テレビの液晶にノイズが走った。

「ひっ」

思わず反射でテレビの電源を切る。

(本当に何なんだろう…怖いしもう寝よ)

その時だった。

‎ ‎ ‎

《 ピンポーン 》

‎ ‎ ‎

恐る恐るインターホンの画面を覗き込んだ。そこには

カボチャの頭をした何かが写っていた。

「キャアァッ」

思わず飛び退く。すると何故か操作していないのにインターホンのマイクがオンになった。

「トリックオアトリート」

低い男の声だった。震えながらも私は言う。

「こ…こんな時間になんですか…さっき連打してきたのもあ、あなたですか…っ」

「トリックオアトリート」

玄関の鍵がカチャリと音を立てて開いた。

「トリックオアトリート」

家の中へ入ってきたカボチャ男は此方へとゆっくり歩いてくる。

「お菓子くれなきゃ いたずらするぞ」

恐怖で足がすくむ。

「あ…あっあ…あげます…あげますから…」

机の上に置いてあった飴玉を渡そうとした、時だった

「 ゴンゴンゴン 」

窓ガラスを叩く音が聞こえた直後、窓ガラスが勝手に開き、別のカボチャ頭が2人入って来た。

「「 おかし ちょうだーい」」

子供の声をしていた。

震える手で3人に飴玉を渡すと、3人はどこかへ消えた。

恐怖から解放され、私は座り込んだ。

(きっと悪い幻覚だ…きっと疲れてるんだ寝ないと)

《 ピッ 》

ハッとして振り返ると、電源の付いたテレビの中から、大量のカボチャ頭が現れた。

「「「「「「「「「「トリックオアトリート お菓子くれなきゃ いたずらするぞー」」」」」」」」」」

もう、お菓子は残っていなかった。

「「「「「「「「「「ハッピー ハロウィン!!」」」」」」」」」」

「キャアアアアアアアアアア………アウッ」

私の意識はそこで途絶えた。

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タグ: ハロウィン 悪夢 TrickorTreat NOTグロ

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その他2025/10/05 15:44:49 [通報] [非表示] フォローする
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めっちゃクオリティ高いんだけど

アウッでちょっと笑ったごめん


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