凛潔短編二次創作「最後」

1 2025/12/21 13:31

「凛、今回はお前が悪いから謝れ!」

「は?何でだよ、潔が謝れ」

「毎回俺が折れてやってんの、今回くらい凛が謝れよ」

「俺は謝るつもりはない」

「…そうやっていっつも頑なに謝らない…もういいっ、凛なんか嫌い」

「は?潔…」

バタンとドアの音がして、潔が家から出ていった。

「フン、どうせ数分で帰ってくるだろ…」

ーーー数十分後。

ピリリリリリ、ピリリリリリリ!

電話の音が部屋中に鳴り響く。

通知はこの数十分で41件もきている。

「チッ、るせーな」

流石にうるさいと思い、イラつきながらも電話に出る。

「なんだよクソ兄貴…」

「おぅ、凛………落ち着いて聞け。さっき潔が———」

目の前が真っ暗になった。

————————————————————————

オカッパ、白いの、クソ薔薇に兄貴…

なんでみんなここにいるんだ…

なんでみんな黒い服を着ている…

目の前には棺桶に入った潔。

「おい…」

声を掛けても、答えてはくれない。

鯛茶漬けを作ってくれる潔はもういない。

喧嘩してもいいよって許してくれる潔がいない。

もう、この世に、いない…ー。

「…ごめんなさい」

今更謝っても遅い。

潔の口から聞いた最後の言葉は、

「凛なんか嫌い」

だった。

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