凛潔短編二次創作「最後」
「凛、今回はお前が悪いから謝れ!」
「は?何でだよ、潔が謝れ」
「毎回俺が折れてやってんの、今回くらい凛が謝れよ」
「俺は謝るつもりはない」
「…そうやっていっつも頑なに謝らない…もういいっ、凛なんか嫌い」
「は?潔…」
バタンとドアの音がして、潔が家から出ていった。
「フン、どうせ数分で帰ってくるだろ…」
ーーー数十分後。
ピリリリリリ、ピリリリリリリ!
電話の音が部屋中に鳴り響く。
通知はこの数十分で41件もきている。
「チッ、るせーな」
流石にうるさいと思い、イラつきながらも電話に出る。
「なんだよクソ兄貴…」
「おぅ、凛………落ち着いて聞け。さっき潔が———」
目の前が真っ暗になった。
————————————————————————
オカッパ、白いの、クソ薔薇に兄貴…
なんでみんなここにいるんだ…
なんでみんな黒い服を着ている…
目の前には棺桶に入った潔。
「おい…」
声を掛けても、答えてはくれない。
鯛茶漬けを作ってくれる潔はもういない。
喧嘩してもいいよって許してくれる潔がいない。
もう、この世に、いない…ー。
「…ごめんなさい」
今更謝っても遅い。
潔の口から聞いた最後の言葉は、
「凛なんか嫌い」
だった。
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