Til next time 第一話
私は眠くて、目をこすりながらいつもの電車に乗った。
今日も、席は埋まってる。
「はぁ」
今日も立ったままだと思うと、思わずため息が出る。
その時、私と同じくらいの年齢の黒髪の男の子を見つけた。
顔が整っており、まるで韓国アイドルのようで私は思わずじっとみつめる。
見つめているこちらに気づいたからかどうかはわからないけど、何かを見ながらスッと席をたち、ちらりとこちらを見た。
(座っていい、ってことかな?)
私は恐る恐る男の子に近づき、喋りかける。
「ね、なに見てはるん?」
そう聞くと、男の子はびっくりしたような目でこちらを見る。
「参考書ですけど、」
よく見ると、中学2年生の参考書だ。
「すごー。電車の中でまで勉強するんやな」
私が感心したように顔を覗き込むと、心底嫌そうな顔をする。
「、、、近い。そこらへんに座っといてください。」
「えー、名前なんていうの?」
と、質問するが何も話してくれない。
(流石になー、)
そう思いながら、男の子が譲ってくれた席に座った。
「蓮です。君は?」
突然の上からの声に驚いて、顔を上げる。
「私は夏希!よろしく、蓮!」
私はそう言って、少々大きな声で蓮に話しかけた。
すると。
「夏希ちゃん、うるさい、、。周りがめっちゃこっち見てる」
そういえば。と、私が周りを見渡すと、ほとんどのお客さんがこちらを見ている。
「あ、はははは、、」
「スピーカーだw」
「失礼な!」
今度は、小さな声で喋り始める。
私ははっきり言って恋愛にはあまり興味がない。
あの時から。
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