新訳東方異邦、師匠と弟子
「蓬莱人になると怪我の痛みとか病の苦しみとか、そういうものを忘れてしまいそうでちょっと怖いわね‥」
永遠亭の患者収容が落ち着き、経過観察を撮り始めた時‥
「平太くん!」
「妖夢お姉ちゃん痛い…」
「落ち着いてください、平太くん魂出ちゃいますよ!」
面会に来た妖夢は、弟子を強く抱きしめすぎていた。
「本当、生きててよかった‥」
八雲紫のスキマによって直で永遠亭まで来たので、搬送を省略した分容体が安定した。
「よくできました!」
「えへへ!」
博麗霊夢はあの黒いモノについて、紫から説明を受けた。
「あれに実体はないの、アレは影よ」
「影?」
「幽霊でもない、アレはああいうものと解釈した方がいいわ、吸血鬼の破壊衝動そのもの」
自然に出てきたのか、どこかの術者が出したのか?
「アレは危険だわ」
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