新訳幻想異邦伝、悪魔の妹
八雲紫にとって、博麗の巫女は特別な存在だ。
巫女がいなければ幻想郷に仕組みは維持できない、故に、熱中症にするわけにはいかない。
「霊夢ちゃんは歴代でも優秀な子だけど、修行っていうのが苦手なのよね」
規格外すぎて、人に修行をつけることができない。
「博麗の巫女だけでは対応できない異変が起きるかもしれないし、戦力はたくさんいてくれて悪いことはないわ」
幻想郷は隔離されているが、結界を通れるものはいる。
「イギリス清教が紅魔の吸血鬼を追ってくるかもしれないし、カトリックの悪魔祓いが来るかもしれない」
幻想機の中だけで異変が起きるとは限らない。
「私の理想、幻想郷は私の理想郷」
白玉楼で修行をつけられているので、十六夜咲夜や門番辺りとなら、平太はやりあえるようになった。
「お嬢様と鬼ごっこしているだけでも、十分な修行になるでしょう?」
「最近は俺も下の子に稽古つけるようになって‥」
「そうですか、初めはうまくいかないかもしれませんが、自信もってくださいね!」
紅魔館の中では話しやすい、紅美玲。
「フランちゃんの鬼ごっこ死にかける‥」
「お嬢様方は翠華さんや射命丸さんたちを足したようなものなので‥」
つまり!鬼と鴉天狗。
「妹様がお客様に怪我をさせずに遊べるようになるまで、君が来てくれるのはありがたいんですよ?」
「あはは‥」
フランちゃんは根が優しいので、力加減を覚えれば人里のみんなと仲良くなれるだろう。
「お嬢様が皆さんと良い関係を築きたいとお考えなので、私たち従者は、それに従います」
「レミリアさんが?」
「霊夢さんを見てから幻想郷制圧は無理だと思われたみたいでね?」
「レミリアさん運命見えるんじゃないの?」
「霊夢さんに勝てる運命が見当たらないそうです!」
美玲は困ったように笑った。
いいねを贈ろう
いいね
9
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する 
