総選挙【GL】花火
⚠一次創作です⚠
注意書き
・かなり急展開
・ドパガキには耐えられない
以上
キャライメージ
神坂 葵(カンザキ アオイ)→黒髪ロング 日向 芽生(ヒュウガ メイ)→茶髪ボブ
こんな感じ
◇◆◇◆
「ね、ねぇ、芽生!」
放課後、ほとんどのクラスメイトが帰った頃に彼女が話しかけてきた
入学式の時に1人だった彼女に私が話しかけ、偶然趣味が一緒だったことから友達になった
「どうしたの?アオ」
私は彼女のことをアオと呼んでいる。愛称だとか、あだ名だとか、そんな感じのものである
一度私のあだ名を考えてくれないかと言ったものの、名前が短いからかあまり浮かばなかったらしい
「今週末の花火大会、一緒に行かない....?」
私は少し考えるような素振りをしてから、答えた
「勿論OKだよ!浴衣とかは着ていく?」
言うと彼女は不安そうだった顔からパァッと笑顔になっていくのがわかる
そこからは話がかなりトントン拍子で進んだ
2人とも着たい浴衣の色が似ており家にあるものを貸したり
親の許可を得ようと聞いてきたら快くOKしてくれたり
そんな感じで、女子2人で花火大会に行くことになった
◆◇◆◇
私は彼女を、芽生を誘うことに成功した
クラスメイトであり、親友であり、そして私が密かに思いを寄せている人でもある
そして今日、花火が上がる時に告白しようと決めたのだ
「おまたせー!」
芽生が手を振りながらこちらへ駆けてくる。走りにくいであろう浴衣で、カランコロンと下駄を鳴らしながら
後ろで小さくまとめた髪に金魚が付いた簪を挿している
「大丈夫、私も今来たところ」
良かったぁ、と胸を撫で下ろしている。肩で息をしているように苦しそう
「ちょ、ごめん、なんか、飲み物、」
ゼェゼェと言いながら必死に喉から声を絞り出しているような掠れた声。
「折角だし私が奢るよ、何が欲しい?」
そう話しかけるとラムネが欲しい、と微かな声で答えた
私は近くにあった屋台で冷えたラムネを2つ買い、ついでに焼きそばとリンゴ飴も買った
「あ...ありが...と、」
息を整えるように背中を擦る。そうしているうちにだんだんと回復している
芽生がこくこくとラムネを飲み干す
「ごめんねぇ、奢らせちゃって」
「いいよいいよ、私も走らせちゃったんだからお互い様ってことで」
ニコニコと笑っている芽生のように美しいビー玉が、まだラムネ瓶の中に入っている
◇◆◇◆
それからはしばらく屋台を回った
金魚すくい、かき氷、たこ焼き、射的、いろいろと
芽生はさっき焼きそばを買ってきたのにもう一つ買っていた
そして今、花火打ち上げとなる18時半を迎えようとしている
「いい場所あるかなー?」
花火が良く見える河川敷はもう既に大勢の人がブルーシートを敷いて待機している
下になにも敷かないとなれば座れるだろうが、それでは浴衣が汚れてしまう
仕方なく、近所の小さい神社の裏へと向かった
◇◆◇◆
「いやー、意外と見えるもんだね」
花火の打ち上げが始まった。ここの神社裏には1人で焼きそばをやけ食いするような男性が数人いる程度だ
花火大会が終わりを迎えようとしている。最後に大きな花火が一発打ち上がるらしい
もうそろそろか、いやまだ早いか、まぁ、早いに越したことはないだろうが
「め、芽生!」
「どうしたの?」
キョトンとしたような顔でこちらを見ている
純粋な、穢れのないような美しい瞳でこちらを見ている
「わ、私、は、」
言葉が出ない。緊張して、本人を前にすると、言葉が詰まる
「ふふ、アオの言いたいこと当ててあげる」
「ぇ...?」
消え入りそうな声で答える
指を立て、ドヤッという効果音が聞こえてきそうな顔で言う
「アオの言いたい言葉、それは『ずっと前から貴女のことが好きでした』だ!」
「えっ、な、なんでわかったの...?」
そう聞くと頬を赤らめ、恥ずかしそうにゴニョゴニョと小さな声で答える
「わ、たしも、好きだっ、た、から...」
そう言われた瞬間、私は芽生に抱きついていた
「私も好き!!ずっと、ずっと!」
そのまま顔を近づけ、2人は幸せなキスをして終了

