白紙の可能性を染める黒
「世界よ、最悪の結末、バッドエンドに染まれ!」
一生懸命走っても、ミヤお姉ちゃんみたいになれない。
「前より速くなってるよ!」
みんなで走るのは楽しかった、お姉ちゃんは褒めてくれた。
「もう、かけっこなんかしたくない‥」
「どうしたの?」
突然座り込んで悲しそうな顔をする。
「がんばってもお姉ちゃんみたいになれない、辛い‥」
ボクが、この子のことをわかってなかった?
一緒にやれてると思ってた、そりゃ辛い時もあるだろう、そんな時はゲームでもすればいい。
一緒に遊んで悲しいことを吹き飛ばして、また走れるようになれば良い。
「人の心から、希望とか幸せとか、明るい気持ちを奪う?」
「そんな恐ろしいもの‥」
「ごめん、キャンディ、マジでごめん、俺とそいつらの能力マジで相性悪いわ‥」
「クル!?」
「俺は元々ド陰キャなんだ!」
「陽くん、気付けなくてごめんね‥」
「世界は必ず悪いことになる、がんばっても無駄だ!」
「何?あんた‥」
「気の強えやつだな、絶望しないなんて」
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