ツイステのべーこんれたすについて!
>>1
ツイステのBLについて雑談するトピです!
でもごめんなさい🙏(´TωT`)友達と雑談するように作ったトピなので,,,
>>2
ごめんなさいヾ(・ω・`;)ノ間違えてサブ垢で返信してしまいました💦こっちが本垢です!
とりあえずフロリドでも投げておきます()
「ねぇ、金魚ちゃん!!!」
とある部活終わり、僕はフロイドに引き止められた。
正直冗談じゃない。聞かなかったことにしようとハーツラビュル寮へと続く鏡の方へ向かう。消して足を止めないよう、できる限り早く行こう。そして何より『走らないよう』に。
「なんで俺の事無視すんの?」
「…フロイド…関わりたくないからだよ」
ついに引き止められてしまった。ガッチリと掴まれた右腕は抜け出せないと悲鳴をあげていた。僅かにも痛みを感じつつ、いやいや答える。そう、こんな事している場合じゃないんだ。何でもない日のパーティの用意や明日の授業の予習今日の授業の復習、ハートの女王の法律…脳内で組み上げられた予定はぎっしり詰まれている。君に関わってる場合じゃないんだ。
「俺さぁ…理由聞いてんだけど」
「だから言ったじゃないか」
明らかに機嫌が悪くなってきている。こうなると本当に厄介だ。誰かに機嫌を直すきっかけを作ってもらわないと…辺りを見回してももう誰もいなかった。今頃寮生たちはテスト勉強へ勤しんでいる。僕もテスト勉強の一環として図書室へ行ったばかりであるからだ。こんな事になるなら寄らなきゃ良かったかも…と借りてきた本を抱える。
「理由じゃないじゃん」
「テスト勉強の為だ。君も勉強に勤しむといい。」
「なんでよぉ…俺暇なんだよ?ねぇ、構って?」
冗談じゃない冗談じゃない…これ以上足止めをくらってはこの後の予定に響きかねない。こんな事になるなら、トレイとケイトの誘いを断らずに3人で図書室へ行けばよかったと今更ながらに思う。あぁ…テスト勉強の癒しとして今日はハリネズミと戯れる時間を作っていたのに…でもこうなっては仕方があるまいと自分自身に蹴りをつける。
「いい加減にしてくれ。早く寮にお帰り。」
「…あ」
「うぎっ!!?」
突然腕を引っ張られた痛い、痛い…一体どこへ向かうのか気になって足元を見つめていた顔を上げるとそこにはオクタヴィネル寮に続く鏡があった。鏡の周りに飾られた貝や珊瑚が衝撃によってカタンッとズレる。学園でも大事な装飾を動かしているのを目の前でされて今にも直したい所だが今はそれどころじゃない掴まれた腕から鏡へと吸い込まれていく。早く帰れるといいけど…きっと無理だろう。