ドラマ『陸王』はおもしろい?つまらない?


下町ロケットをそのまま舞台と設定を少し変えただけで、そろそろ池井戸作品も飽きたと思います。小さな巨人の方が面白かったです!!
下町ロケットとストーリー展開がほぼ同じ,悪役の設定も、途中で会社を辞めて、陸王の開発に加わることも前回と同じ設定でで先の展開が読めるので全く面白くないし、くどすぎる。熱演している役所さんが熱演すればするほどくどく感じられる。二番煎じでヒットを狙わないで欲しい。出演している役者さんがかわいそうだ。
陸上経験者からすると、ポピュラーとは言えない長距離走をこうしてクローズアップしてもらえるのはありがたい。
しかしながら、チームの監督やスポンサーから選手への対応があまりにもひどく、競技に対する偏見になりかねない。
茂木が怪我をしてるのにひたすら走るという一流らしからぬ自己管理も見るに耐えない。
勧善懲悪のワンパターンと言うなら暴れん坊将軍や遠山の金さんだってそうだけど、池井戸作品にそういう時代劇を見たときの安心感と満足感はない。
半沢直樹もそうだったけど、そんな奴いるかよってほどの嫌な奴、ステレオタイプの職業や人間性、お決まりのお涙頂戴、感動ゴリ押し、すべてのワンパターンさが苦手。
あれで感動して泣いてる奴を見ると、好みってのは本当に分かれるものだなと思う。
主人公の社長が自分で何も考えなくて周りからの提案で流れされては上手くいかなくなったらキレる、繰り返しでムカつく。残業代払わず上手くいったら...ばっかでこんな会社実在したらひたすらブラックで引く。昭和の根性論振りかざしてて気持ち悪い。
主人公が都合良すぎ。銀行にあれだけ失礼なことを言って結局何も解決してないし金がなくなればそれまでのことが無かったかのようにどの面下げて無心するのか。あれだけ信頼していた坂本さんが買収の話を持ってきた時は話も聞かず二度と顔を見せるなという始末。あの坂本さんがこれだけ言ってるんだから…とはなぜならないのか。下町ロケットの方が展開も出演者も演出も何倍か良い作品だった。残念。