電魂
少々細長いキセルからふぅっと出てくる煙
煙のにおいが少しきつい、この場所が一番安心できた。
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学校の帰り道。
放課後に部活をするわけでもなく、同級生と寄り道するわけでもない。
ましてや、家に帰ってまったりと休養をとるなんてことも。
家は怖いから。
私はいつも通り、気のすだれをあげて店内に入る。
おや、店主は留守か。適当に物色をして待って居よう。
そう思ったとき、きらりと光るビー玉を見つけた。
私は、何か特別なものに惹かれた気がした。
そのビー玉をまじまじと見つめていると、ある事に気が付いた。
ビー玉の中に、キツネの顔があるのだ。
そして、視線が合った瞬間…
意識を取り戻したとき、私は全く知らない場所へいた。
小洒落た袴を身にまとってはいたが、持ち物はあの店内で見ていたビー玉だけだ。
何か対処をしなければと思うものの、何も手立てがない。
しどろもどろになっているとき、ある通行人と肩が当たった。
「あ、すいませ…」
この少し細長いキセルは。このにおいは。
服装こそ違ったが、完全にあの店内の店主だった。
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なんか、それなりにコメント集まったり、続き読みたいって声があったたらまた書きます。
ちなみにこの主人公は黒髪黄目です。
名前は後々でてくるよ。
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ぶるぁぁぁぁぁぁ!
なん・・・だと・・・。
隠していたがもうだめか。
私の持つ第二の精神「アナゴ」だぁ!(中二病)