ひ と り ご と
キスをするさとみくんとるぅとくん。
そして、そんなるぅとくんのうなじに。
αのころちゃんが容赦なく噛み付いた。
「つまり、るぅちゃんがΩで急に発情して、さとちゃんがその運命だって気づいて。だけどころんが番になったってことね?」
「……運命だから、って分かればあの衝動も納得できるから、今は少し冷静になれてると思う。だけど、ころんがるぅとと番を結んだことには納得できない」
「別にいいでしょ。僕はαなんだから」
その言葉にその場の誰もが固まった。
みんな番というものの重みを知っているから。
「じゃあ、番になる必要なんかないだろ……!」
声を上げたのは、ジェルくんって大切な番がいるなーくんだった。きっと彼は、ころちゃんがるぅとくんを奪われたくない一心でそうしたんだと思ったんだろう。
俺も、そうだと思った。思いたかった。だけど。
「僕はもう他のΩは抱けなくなったけど、元々Ωにもホモにも興味ないから問題ないし、るぅとくんは僕と番になったからフェロモン無駄に巻き散らかさないし、他のαとヤったら死にかねないからさとみくんとも間違いを起こさない。いい事だらけでしょ?」
「あぁ、でもるぅとくんが発情して犯されたくてどうしようもない時は、仕方ないから抱いてあげてもいいよ?なんなら今からでもやってあげようか?」
「ちょ、るぅちゃん!?」
「どしたのお前?そんなんじゃなかったじゃん。るぅとくんのこと、文句言いながらも一番可愛がってたののころんだろ?」
「可愛がってるでしょ?あいつバカたがら、すーぐ誰かに噛まれるに決まってるんだし。その前に噛んでやっただけでしょ?わかんない?僕のボランティア精神」
「ねぇ莉犬くん。僕と付き合おうよ?さとみくんはそれでもるぅとを選ぶみたいだし。莉犬くんはβだから問題ないでしょ?」
「……Ωとホモは無理って言ってなかった?」
探るような俺の問いかけに「本気の恋は別腹」なんて笑うころちゃん。
これが俺の恋人なんだと改めて考えて、全くときめかない自分が馬鹿らしくなる。
ころちゃんと付き合うことにしたら、さとみくんはどう反応をするのか見たかった。だけど、彼はその瞬間もるぅとくんを見ていた。
仲間で友達で大好きだった彼ににそんなヘイトを向けてしまう自分がとても嫌だったけど、俺の欲しいものをΩって性だけで奪ってしまった彼が憎らしいのは確かだった。
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「みっちーに怪我はさせないからね」って言ってる康二の優しさがもうみちこじいいぃぃいい!!!って感じ(とは
りゅたが恭平にコンビニのホットドッグ買ってあげたのが2人のはじまり。そこで全てがはじまった。ありがとうホットドッグ。