私がボカロPになるまでの話 #1
“ 昼 は 学 生 、夜 は ボ カ ロ P と し て 生 き て い く ”
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私は正直、最初は初音ミクや、鏡音リン・レンがちょっと苦手だったと思う。
なんだか、声も高くて人間には到底歌えないし、早口だなんて何が良いんだろうって思ってた。
そのころクラスでは『千本桜』がとても流行っている時期で、クラスの友達がずっと歌ってたから、
「そんなにいいなら聞いてみようかな」と思ったのが始まりだった。
でもやっぱり駄目だった、音楽自体は好きなんだけど、どうしても初音ミクは好きになれなかった。
それを友達に言うと「なんなんそれw馬鹿みたいw」と言われ、私はいじめられるようになった。
辛かった、全部ボカロのせいだって、勝手に思い込んでた。
もともと音楽自体は好きだったから、いろんな歌を聞いた。その中で出て来たのが「ヨルシカ」だった。
ヨルシカの楽曲は透明感のある声を持つボーカルsuis、そしてその曲を作るn-bunaが作り上げる世界観に
どんどん惹かれていった、自分でも不思議に思うほどに。そして、もっとヨルシカの曲が聴きたいと思い、
動画一覧を見ていると、私の目に映り込んだのは、「【初音ミク】 夜明けと蛍 【オリジナル】」の文字。
私はボカロが嫌いでも、n-bunaの作る世界観が好きだったため、聞いてみることにした。
そこで思ったのは
「私の知っている初音ミクじゃない」
だった。
とても柔らかな聞いている人を安心させてあげられるような優しい声。
私は思わず涙が溢れて来た。今まで嫌いだったボカロが世界を変えてくれた。
とても嬉しかった、自分もこういった曲を作りたい。そう思った。
初音ミクちゃんの事が嫌いという描写が多く含まれていますが、今は大好きなので、アンチ等はおやめください、続きを書くかどうかは評価で決めさせていただきます。