やっぱ吹部ってめんどくせえの巻き後編
ソロパートをゲットし、意気揚々と練習に励む我氏。(ただの空気読めないバカ)
そのときは教室を借りて練習してたのですが(練習は終わってたけど残って練習してた)誰もいなくなったはずの教室に先輩Aが入ってきました。
忘れ物でも取りに来たのかな?と思い、いつも通り「こんにちは!」と元気よく挨拶。
すると突然、先輩Aが近づいてきてこう言ったんです。
「そのソロパート、私か、B(先輩)に譲ってくれない。あなたが上手いと思った方でいいから。」
は???え、は???言ってる意味がわからず、
「それってどう言うことですか」
と言うと、
「わかんない⁉️私かB、三年に譲ってって言ってるの!たなばたのペットソロ!」
と逆ギレ。
意味がわからず、私は
「そんなのできるわけありません。」
と言ってしまいました。(だから嫌われるんだ)
以下、私たちの会話です。⤵️(イライラと驚きで自分の言ったことはあんまり覚えてません。一部間違ってるかも)
「うちらは、これが最後のコンクールなの。しかも、ずっとやりたかったたなばた。私と、Bで奪い合えると思ってたソロなのにっ、なんで二年のあんたが軽々奪い去ってくのよ!!!」
「そんなの知りません。私はソロやりたくて、一生懸命練習して、それが実力に出て、それを先生が評価した。それだけのことです。言いたいことあるなら先生に言ってください。」
「ソロやりたくてって、あんた、どこまで図太いのよ!」
「図太い?じゃあ、言わせてもらいますが、そんなに文句があるならオーディション前に私より練習して、勝ち取れば良いだけの話じゃないですか。」
「小さい頃からやってたあんたと、中学から始めたあたしじゃ歴が違うんだよ!練習ならあんたの倍はした。」
「それでも勝てなかった。努力が足りなかったんですよ。倍の倍はやらないと。」
「その言い方は何よ!それが先輩に対する態度⁉️
ケチくさい。たかがあんな短いソロフレーズ一つや二つ、譲ってくれたって良いじゃない!」
「どんなに短いフレーズでも、それは曲の一部です。下手な演奏されたら困る。私が選ばれたのは、私が先輩より上手いからです。先輩ズラしてる暇があったら、私より良い演奏できるように努力したらどうですか?」
私の尊敬する先輩S(トランペットパート・パートリーダー)
「二人ともやめなさい。」
冷静な声に、私たちは黙ってしまいました。
いつのまにか、私の尊敬する先輩Sが部屋の隅にいて、ヒートアップした私たちを止めに入りました。
そして、先輩Aに、
「A、確かにあなたはソロパートをやりたがってて人一倍努力した。後輩にコンクールのソロを取られて悔しい気持ちもわかる。
でも、実力ならリカリンちゃん(仮名)の方が上。オーデも聞いてたけど、誰が聞いてもリカリンちゃんの方が上手かった。そこはちゃんと現実見て、結果を受け止めて。」
私に
「リカリンちゃん。突然責められて、ビックリしたよね。せっかく頑張って取ったソロパート、ちゃんとしたオーデで勝ち取った。なのに、先輩に難癖つけられて、怖かったのはわかる。
けど、さっきの発言はどうなの⁉️先輩に対する態度として、ふさわしかった?ちゃんと頑張って、悔しい思いをした人への配慮が一ミリも感じなかった。あなたはもっと先輩への態度を改めなさい。」ゴモットモデス
それから私たちはC先輩に、「この事を引きずらず、みんなで良いコンクールにしよう。」と言われ、なんとかその場とコンクールまではしのぎました。
でも、今思うと譲ってあげるべきだったのかな、とも思います。
私と言い争ってるときの先輩の目には、涙が浮かんでいました。
そりゃ悔しいよな、と思います。本当に、あのオーディションは受けるべきでは無かったのかも。
それでも私は、私のトランペット、吹奏楽を悔いなく奏でたいので、たとえ時間を戻せたとしても、やはりソロオーディションを受けていたのかもしれません。
先輩Aさんには、謝りたいと思います。