【日曜じゃんけん戦争】#3
【#1】https://tohyotalk.com/question/202923
【#2】https://tohyotalk.com/question/203224
7th STAGE : 2012年04月01日
結果 : 【あいこ】
サザエさん : 2 / キュアピース : 4 / あいこ : 1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・サザエさん : チョキ
・キュアピース : チョキ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【解説】
じゃんけん勝負も7th STAGEにしてついに「あいこ」が出てきた。
前回私が「ここまであいこ無し」と口にした途端これなんだから、
本当に勝負ってやつは分からないもんだよな。
だが 7th STAGE ともなれば両者の傾向も少し見えてくる。
サザエさんが「バランス型」なのに対しキュアピースは「偏向型」
それも得意手のチョキが多く、
チョキより弱いパーは避けるという風にな。
サザエさんはさすがの貫禄で、
トータルの成績で勝れば良いと落ち着き払っているが
逆にキュアピースはさっさと差をつけて
勝ち抜けたいという「焦り」が出てしまっている。
性格というよりは「若さ」と言うべきか。
どちらにしろ幾ら自らを象徴する手とは言え、
キュアピースはチョキを多用しすぎかもしれない。
バランス型のサザエさんにそのつもりが無いというだけで、
そろそろキュアピースの偏向が完全に通用しなくなる事態も
そう遠からずやってくるだろう。
キュアピースの肩を持つ気はさらさら無いが
少し落ち着いた方がいい。
じゃんけん勝負はまだ序盤。体力は温存すべきだ。
8th STAGE : 2012年04月08日
結果 : 【キュアピースの勝利】
サザエさん : 2 / キュアピース : 5 / あいこ : 1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・サザエさん : グー
・キュアピース : パー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【解説】
前回で私はキュアピースのスタイルが「偏向型」だと表現したが、
それは正確な言い方ではなかった。
より厳密な言葉を選ぶなら「チョキに偏ったバランス型」だ。
あくまでもメインとなるチョキを中心に出しつつ、
その他 2 つの手を散りばめていくという戦術。
今回の勝負はサザエさんとキュアピースの
「バランスを取るために出した一手」が
たまたま噛み合い勝敗へと繋がった。
ジャンケンにおいては「パワー」と「読み」が重要であるものの、
やはり「運」の要素は欠かすことができない。
実力では劣るキュアピースだが、その根性はなかなかのものだ。
運命の女神とやらが存在するとしたら、
そんな姿勢に微笑んだのかもしれないな。
9th STAGE : 2012年04月15日
結果 : 【サザエさんの勝利】
サザエさん : 3 / キュアピース : 5 / あいこ : 1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・サザエさん : パー
・キュアピース : グー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【解説】
パーでの負けはパーでの勝ちで!!さすがと言うべきか、、
サザエさんは前回の「不慮の負け」を
そのままやり返す形で帳消しにしてしまった。
「勝敗を分けるのは運なんかじゃあないのよ」そう言わんばかり。
もう少し詳しく解説するなら、
一応キュアピースにも勝利の算段は存在していたと思う。
前回までの出し手の回数をみてみると、
サザエさんはグーを3回、チョキを2回、パーを3回出している。
バランス型のサザエさんが次に出す手は……と、
キュアピースは当然考える。その考え自体は間違いじゃない。
だが「当たり前」だとか「当然」だとかいう考えは
それだけ裏をかきやすい。
経験も無く考えも浅いキュアピースの心理を手玉に取るなど、
サザエさんにとっては造作もないという事なのだろう。
10th STAGE : 2012年04月22日
結果 : 【あいこ】
サザエさん : 3 / キュアピース : 5 / あいこ : 2
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ザエさん : パー
・キュアピース : パー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【解説】
このジャンケン勝負も 10th STAGE、
全体から言えばおよそ 5 分の 1 を消化した訳だが、
そんな節目において結果はドローの「あいこ」だ。
実質勝ち越しているキュアピースにとっては悪くない結果、
に見えるかもしれないが、そうじゃない。勝ち星の差はたった 2 つ。
サザエさんはキュアピースから「差を付ける機会」を奪い
「差をつけられない焦り」を与えたんだ。
さらに言えば前回と今回の勝負の裏では
サザエさんによる驚嘆すべき「布石」が
打たれていた事に気付いた者はどれだけいるだろうか。
キュアピースのここまでの出し手は「グー」が3回、
「チョキ」が4回、「パー」が2回。
対してサザエさんは「グー」が3回、
「チョキ」が2回、「パー」が4回だった。分かるか?
チョキ偏向であると同時にバランス型の側面も持つ
キュアピースが順当に「最も少ない出し手」で
敗北覚悟の調節を図ってきた一方、
純正のバランス型であるサザエさんが出してきたのは、
なんと「最も多い出し手」だった。
「ノルマ」という固定観念に囚われていた
キュアピースはさぞかし驚いただろう。
このステージでサザエさんはチョキを出す事も出来たはず。
だがこの STAGE でキュアピースに精神的動揺を与える事こそが、
サザエさんにとって「いつでも取れる1勝」より価値があったんだ。
「トータル」である。
サザエさんはより大局的な視点でこの勝負を見据えている。
大差を付けるのではなく
「最終的なたった 1 勝の差」をつけるためのな。
対するキュアピースは
どこまでこの「2勝」を守りきれるのだろうか。