第14話Coexistence of life and death編②
これまで歩いてきた洞窟は砂利と岩で地面が埋め尽くされていて歩きにくかったが、この未発見ダンジョンは何かの遺跡のようになっていて床が少し苔の生えた石レンガに変わっていて歩くたびに靴のコツコツという音が響く、それにしてもダンジョンなのにモンスターが湧かなすぎではないか、さっきからモンスターがポップしたとしても弱いゴブリンが湧くぐらいだ、しかも一度に2体ぐらいしか出て来ないので5人いる私達のパーティーからしたら簡単だった。
「なぁ、これ本当に未発見ダンジョンなのか?」
「あそこだけ開けてないか?」
「あそこに誰か倒れてないか・・・?」
「本当だ!NPCかな?」
エルフのNPCが床に倒れ込んでいる。
「大丈夫か!回復ポーション持ってこい」
さすがシンだ。学校でも級長をやっていたからか行動が周りの誰よりも早い。
ナツキが慌ててポーチから緑色の液体が入っている回復ポーションの瓶を渡す。
少し空いている口に流し込む。
エルフのHPバーはフルまで回復しているのだが、全くもって目を開こうとしない。
「この人を背負って、中央都のいつも泊まっている宿屋で寝かせるぞ。ここはダンジョンだからいつモンスターが襲ってくるかわからない」
「そうだな」
「イロハ、帰りの分のランタンの耐久値はあるか?」
「うん、でもギリギリかも・・・」
「ちょっと急ぐぞ」
行きよりも早歩きでダンジョンと洞窟わぬけ、フィールドを走りいつも私達が泊まっている宿屋に入りエルフのNPCをベットで寝かせてあげることができた。
「これでいいか」
「目、覚めないね・・・」
あのダンジョンの奥にいたんだ、疲れているのかもしれない。
そうと願いたい、いやそうであって欲しい。
「・・・」
部屋の空気が時間が固まったかのように動かない。
「漢検2級だけど、『空気』←これだけはどうしても読めないお・・・」
「ぷっ、おまえや●夫やめろw」
こういう重い空気の時に皆を笑わせてくれるのがユウタだ。
ダンジョンに潜っていたからかわからなかったがもうすぐ夕暮れ近くになっていた。
「もう、こんな時間だしみんな寝るか!」
「そうだね」「そうするか」
全員、自分の部屋に戻り始める。
(続く)
〈後書き〉
今回も読んでいただきありがとうございました!٩( 'ω' )و←我が小説のマスコットw
前回がステップ バイ ステップ編だったので今回はCoexistence of life and death編でしたね!
Coexistence of life and death編はイロハ達が前線組に入るまで書こうと思っています!
新しいクエストが始まる予感・・・としか言えませんが(ネタバレ危ないw)
ちゃんとビャクとイスズとは合流させるのでそこはご心配なく!
ここ最近後書きのネタがないですねw
小説か書くモチベーションは最近上がってきてるので、これをあげている時にはもう最新話書いているかもしれませんw
こんなくだらない後書きを読んでくださってありがとうございます!
また次回会いましょう!
そして貴方に新たな出会いお!
/ \ /\ キリッ
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まさかのユウタが人気だお!?