1.3℃[小説]
村の他の家からだろうか、微かに聞こえるニワトリの鳴き声でつぶっていた目を開いた。
朝だ。 これから幸せに溢れる1日の幕が開く。
私は大きな息をし、
「みんな朝だよーーーーー!」
と部屋に声を響かす。
静かだった雰囲気が暖かい空気になる。
「ははっwセレーナ寝癖やべえてw」
・
実の兄、ニコロが言う。
そう、この家の住人はかつて長い長い戦争から生き残った人たちの生き残り。 ここの家には、個性あふれる住人がたくさんいる!ちなみに私はセレーナ。十二歳。この家でただ一人、子供だ。
私は顔を洗い、着替え、朝食を食べたあと、ポシェットをつけ、外に出る。
この時、セレーナはしらなかった。 この世界の広さに。
End
次回に続く
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